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北朝鮮、中国派遣労働者の賃金先払いを要求

北朝鮮、中国派遣労働者の賃金先払いを要求

Posted April. 26, 2016 07:25,   

Updated April. 26, 2016 07:35

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北朝鮮が、中国に派遣された労働者を雇用する中国企業に6ヵ月分の賃金を先に送金するよう要求したことが25日、分かった。核・ミサイル開発で国際的に孤立する北朝鮮は、来月初旬に開催予定の労働党大会の準備資金の調達に困難を来しており、海外派遣労働者の上納金強要に続き、雇用企業にまで賃金先払いを要求するほど外貨難に苦しんでいる模様だ。

北朝鮮専門メディア「デイリーNK」は同日、中国内の北朝鮮事情に詳しい消息筋を引用して、「200人ほどの北朝鮮労働者が働いている中国丹東の水産物会社が、北朝鮮側から強い要請を受け、6ヵ月分の給与を最近(北朝鮮側に)送金した」とし、「5月初めに開催される労働党大会に必要な資金を確保するためとみえる」と伝えた。同消息筋はデイリーNKに、「(これまで)中国側が支給した(労働者1人当たり)月給500ドルのうち大半が北朝鮮に送金され、150ドルほどが(労働者に)給与として支払われたが、最近これさえも保障されていない」と伝えた。デイリーNKは、「良い資金通路だった海外レストランの状況が思わしくなく、資金を得られる所で働く自国民をさらに圧迫している」と分析した。一方、先月、カタールの首都ドーハで2人の北朝鮮建設労働者が「搾取に耐えられない」として現地警察署に逃げ込む事態が起こった。



윤완준기자 ユン・ワンジュン記者 zeitung@donga.com