Go to contents

金与正氏と金元弘氏、北朝鮮のナンバー2に浮上か

金与正氏と金元弘氏、北朝鮮のナンバー2に浮上か

Posted April. 07, 2016 07:20,   

Updated April. 07, 2016 07:38

한국어

来月7日に予定された北朝鮮の第7回党大会を通じて、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記に続く実質的なナンバー2に浮上する人物は、妹の金与正(キム・ヨジョン)労働党宣伝煽動部副部長であり、その次が金元弘(キム・ウォンホン)国家安全保衛部長だと、専門家たちは見通した。

 

東亜(トンア)日報付設化汀(ファジョン)平和財団(李埰柱理事長)の21世紀平和研究所が、先月21日から25日まで、国家安保戦略研究院と国立外交院、世宗(セジョン)研究所、統一研究院の4大安保シンクタンクの研究員ら102人に対して、「第7回党大会後に北朝鮮はどこへ」と題する創刊96周年記念アンケート調査の結果だ。調査では、回答者の23.2%が金与正、21.2%が金元弘を党大会後に浮上する北朝鮮のナンバー2に選んだ。

専門家たちは、金第1書記が「白頭(ペクトゥ)血統」である妹の与正氏と政権前から自分の体制強化を助け、いわゆる「粛清権力」を行使してきた金元弘を前面に出して親政体制の構築に乗り出すと見ている。しかし、今までに金第1書記のナンバー2が皆粛清されたことを考えると、「粛清する者」として低姿勢できた金元弘が今後、有力な粛清対象になる可能性も排除できない。

専門家たちは、金第1書記が党大会を通じて、「核・ミサイル能力の高度化による強盛大国の達成を宣言」(37.5%)すると見通した。しかし、「経済的には今と同じ放任的市場化と国家統制型開放を継続する」(86.4%)と予想した。金第1書記時代に加速化した北朝鮮の市場化基調は後戻りせず(61.8%)、長期的に政治変化が追求される(42.2%)という意見が多かった。

先月2日に国連安全保障理事会が決議した国際社会の北朝鮮制裁が北朝鮮に以前よりも大きな苦痛を与えるだろうが、実質的な態度変化を引き出すことはできない(69.6%)という懐疑的な見解が多数だった。党大会後、北朝鮮当局が韓国政府と水面下の交渉を試み(38.2%)米朝、米中関係の改善を図るだろうが、真正性はそれほどないという分析が多かった。