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制裁対象の北朝鮮船舶、見ているだけの政府

制裁対象の北朝鮮船舶、見ているだけの政府

Posted March. 18, 2016 07:26,   

Updated March. 18, 2016 07:31

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国連安全保障理事会による北朝鮮制裁決議2270号の採択後、制裁対象の北朝鮮船舶が17日、初めて韓国領海を通過した。当局は、警備艇を送ってこの船を監視したが、停船、検査命令は下さなかった。

海洋警察は同日、「北朝鮮所有とみられる船籍『オリオンスター』が午前11時45分頃、麗水(ヨス)海洋警察管轄の海域に入って東海(トンヘ、日本海)に抜けた」と明らかにした。この船はモンゴル船籍で、15日に北朝鮮の南浦(ナンポ)港を出港し、20日に清津(チョンジン)港に入港する予定だという。海洋警察は、「領海に入ってきても威嚇しなかったり、具体的な違法情報がなければ検査できない」とし、警備艇508艦など2隻を出動させ監視するだけだった。

政府は、安保理決議2270号が採択された後、「北朝鮮発、北朝鮮行き貨物に対する全数調査が義務づけられたことで、北朝鮮の禁止品目の取り引きを全面封鎖できることになった」と意味づけた。政府の説明の通りなら、オリオンスターは国連の制裁対象である遠洋海運管理会社(OMM)所属31隻のうちの1隻で、南浦を出港して清津へ行く船(北朝鮮発、北朝鮮行き)であるため明白な調査対象だ。しかし海洋警察は、「制裁対象の船舶としても便宜置籍(船舶を自国でない第3国に登録)の場合、具体的な疑いがなければ検査できない」と明らかにした。船舶所有の国家から抗議や訴訟に遭う恐れがあるためだ。

このため、北朝鮮船舶の韓国領海の通過によって、政府が「過去最強の制裁」として北朝鮮のすべての物流を阻止できると広報してきた北朝鮮制裁決議2270号の弱点が露わになったのではないかと指摘されている。2389トン級の貨物船オリオンスターは、一時「リッチオーシャン」という名前を使い、韓国海域を通過した際、北朝鮮船員約20人と無煙炭3600トンを載せていた。



조숭호기자 shcho@donga.com · 정성택기자 チョ・スンホ記者 チョン・ソンテク記者 neone@donga.com