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米国、中国堅制の安保戦略に韓国の参加を迫る

米国、中国堅制の安保戦略に韓国の参加を迫る

Posted April. 03, 2019 08:42,   

Updated April. 03, 2019 08:42

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トランプ米政権が11日、韓米首脳会談を10日後に控え、韓国政府がこれまで積極的な参加に慎重だった米国の核心的な外交安保政策に参加するよう要請してきた。北朝鮮の非核化の解決策と制裁をめぐって韓米間の意見の相違が露になった中、韓国政府に同盟の隊列にしっかり入るよう一種の「事前の請求書」を突きつけたのではないかという指摘が出ている。

米国務省は1日(現地時間)、先月29日に開かれた韓米外相会談の結果をまとめる報道資料で、「(韓米は)米国のインド・太平洋戦略、韓国の新南方政策、そして米日韓3角協力の全般にわたって両国が協力してくことを表明した」と明らかにした。昨年、非核化交渉が本格化した後、米国務省が韓米外相会談や電話会談の後に出した資料で、インド・太平洋戦略と韓米日3角協力を同時に言及したのは初めて。トランプ政権が韓国政府に非核化「単独仲裁」よりも韓米日3角協力に重きを置き、さらに今後の平和体制など北東アジアの秩序再編が議論される時、しっかり米国の側に立てという強いメッセージを送ったという分析が出ている。

トランプ政権のこのような要求は、文在寅(ムン・ジェイン)政府がこれまで明らかにした立場とは距離がある。2017年11月の韓米首脳会談後、トランプ大統領がインド・太平洋地域での韓米同盟を強調すると、大統領府は「インド・太平洋戦略に私たちが同意したという意味ではない」と強調した。文大統領は17年9月の韓米日首脳会談後、3国軍事演習の提案に対して「韓国と日本は同盟でない」と線を引いた。それゆえ来週開かれる韓米首脳会談は、北朝鮮の非核化戦略を議論し、韓米同盟の役割と方向性を再点検する重要な舞台になると予想される。


韓基渽 record@donga.com