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北朝鮮、交渉決裂危機で土壇場に焦り見せた

北朝鮮、交渉決裂危機で土壇場に焦り見せた

Posted March. 08, 2019 08:16,   

Updated March. 08, 2019 08:16

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「徒労だ」

2回目の米朝首脳会談の協議のためにトランプ米大統領より一日早くベトナム・ハノイに到着したポンペオ国務長官は先月26日、金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長と接触する意向を北朝鮮側に伝えた。両首脳が対座する前に北朝鮮が非核化交渉を妥結する意思が本当にあるのか確認したかったからだ。しかし、ベトナムの熱い太陽が沈み夜になっても英哲氏から何の返事もなかった。ポンペオ氏は、トランプ政権の外交トップであるにもかかわらず、北朝鮮官僚からの連絡をただ待つしかなかった。

CNN放送は6日(現地時間)、多数の政府筋を引用して、ハノイ首脳会談が決裂した最後の瞬間を紹介した。CNNは、「有利と判断される時は焦らし、窮すると焦る北朝鮮の『気まぐれな』交渉スタイルが今回の会談で再び正体を現した」と伝えた。記事のタイトルも当時の状況を赤裸々に物語る。「(北朝鮮の)無視と最後の瞬間の絶望的な試み」

2日後の28日、トランプ氏がメトロポール・ハノイの会談場から出て行こうとすると、北朝鮮はその時はじめて会談を決裂させないために必死に動いた。3人の消息筋によると、崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官は、金正恩(キム・ジョンウン)党委員長のメッセージを持って米交渉代表団のところに飛んで来た。北朝鮮と米高官らは、寧辺(ヨンビョン)核施設廃棄の定義をめぐって神経戦を繰り広げてきたが、崔氏が持ってきたメッセージは寧辺廃棄に関する北朝鮮の提案を少し進展させるだけだった。この提案は、米国が望む寧辺核施設の広範囲な定義を北朝鮮側も共有していることを明確に含んでいなかった。崔氏は再び、米国の要求を持って金正恩氏のところに走って行き、寧辺の全てが含まれるという返事を持って来た。しかし、米側はこのような金正恩氏の返事を重要とは考えなかった。数時間後、トランプ氏はワシントンに出発してしまった。

トランプ氏が金正恩氏の返事にもかかわらず帰国したのは、米国が望む「寧辺+α(アルファ)」ではなかったためだ。米紙ワシントン・ポストは、「米国は寧辺の廃棄だけではなく、さらに広範囲なレベルの非核化を北朝鮮に求めた。北朝鮮には寧辺廃棄以外に選択肢はなかった」と伝えた。

トランプ氏は、会談決裂後、記者団に、「私たちはそれ(寧辺廃棄)よりもさらに得なければならなかった。皆さんが扱わず書いたこともない別のものがあるためだ」と明らかにした。ポンペオ氏も、「金正恩氏は米国が寧辺の閉鎖で納得することを望んだが、私たちはより多くを要求した。金正恩氏は受け入れる準備ができていなかった」と強調した。

「個人の外交力」に自信があったトランプ氏は、金正恩氏と膝を突き合わせれば、魅了して合意を引き出せると考えていた。このようなアプローチは結果的に失敗した。米高官らは、来月内の実務協議の再開に向けて作業している。しかし、北朝鮮はまだ会談の日程と場所について伝えてきていないと、CNNに語った。


鄭美京 mickey@donga.com