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韓米、合同軍事演習のキー・リゾルブとトクスリ演習を廃止

韓米、合同軍事演習のキー・リゾルブとトクスリ演習を廃止

Posted March. 04, 2019 07:32,   

Updated March. 04, 2019 07:32

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韓米合同軍事演習であるキー・リゾルブとトクスリ演習が廃止され、代わって新たに指揮所演習(CPX)と小規模部隊演習が実施される。今年からキー・リゾルブに代わる新たな指揮所演習は、「同盟(Dong Maeng)」という名称で4~12日に行われる。大規模な兵力・兵器装備が投入されたトクスリ演習も行われず、大隊級以下の野外機動演習に縮小して年内に実施される。

鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官とパトリック・シャナハン米国防長官代行は2日、電話会談でこのように決めたと、国防部が3日、明らかにした。韓米国防当局は、緊密な協議を通じて2つの演習を終了することを決めたと、軍は伝えた。キー・リゾルブは2007年に韓米合同戦時増員(RSOI)演習から現在の名称になり、12年で幕を下ろすことになった。トクスリ演習は1975年に今の名前で始まり、44年で歴史の中に消えた。

国防部は同日、配布した資料で、「両国長官は『同盟』の決定が緊張を緩和し、韓半島の完全な非核化の達成を目指す外交的努力を後押しするという両国の期待が反映された措置であることを明確にした」と強調した。「ハノイ核談判」は決裂したが、北朝鮮が激しく反発してきた合同軍事演習を大幅に縮小し、非核化交渉の手綱を維持するということだ。

しかし、毎春実施された大規模合同軍事演習が終了し、米国の核戦略資産の韓半島での展開が制限または中止になり、今後計画された別の定例演習も廃止の手続きを踏むことになるという観測も流れている。軍当局者は、「大規模な定例合同軍事演習がすべてなくなれば、合同防衛態勢や戦時作戦権の返還準備などに少なからぬ支障が生じる可能性がある」と懸念を示した。


孫孝珠 hjson@donga.com