Go to contents

文大統領「5・18蔑視は国の根幹を破壊すること」

文大統領「5・18蔑視は国の根幹を破壊すること」

Posted February. 19, 2019 08:27,   

Updated February. 19, 2019 08:27

한국어

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、野党「自由韓国党」の一部で提起された5・18民主化運動に対する蔑視をめぐる論議について、「民主主義を傷つけ、国の根幹を破壊すること」と強く非難した。今回の論議に対して文大統領が立場を明らかにしたのは初めて。

文大統領は18日、首席・補佐官会議で、「大韓民国憲法は、4・19革命、釜馬民主抗争、5・18民主化運動、6・10抗争の精神を土台にしており、その民主理念を継承して、民主共和国、国民主権、自由民主主義を宣言している」とし、このように話した。そして、「今、国会と政界の一部で5・18民主化運動を暴動だとか北朝鮮軍が南派されたと主張して歪曲し、蔑視することは、韓国の民主化の歴史と憲法精神を否定すること」だと指摘した。

また、「韓国の自由民主主義は多様性を尊重し、異なる考えに対する幅広い表現の自由と寛容を保障する」としつつも、「しかし表現の自由と寛容は、民主主義を破壊したり侵害したりする主張と行動にまで許容されない」と強調した。

文大統領は、1990年に国会で制定された5・18関連法を取り上げ、「(蔑視論議は)国会自ら恥じなければならない自己否定だ」とも述べた。また、「あまりにも多くの犠牲を払い、今も痛みが癒されない民主化運動に対して、理念と地域主義で二分して嫌悪を呼び起こし、政治的利益を得ようとするやり方に対して国民が断固拒否することを望む」と述べた。

これと関連して、自由韓国党の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)院内代表は同日、「5・18民主化運動に対する自由韓国党の立場を何度も話したが、歴史歪曲勢力というフレームをはめる頂点に大統領府がいる」と反論した。


韓相準 alwaysj@donga.com