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大統領府、金正恩氏の答礼訪問に向けて3日間の警護対策に着手

大統領府、金正恩氏の答礼訪問に向けて3日間の警護対策に着手

Posted February. 14, 2019 08:05,   

Updated February. 14, 2019 08:05

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大統領府が、ベトナムでの2回目の米朝首脳会談後の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長のソウル答礼訪問の推進に向けて、具体的な警護準備に入ったことが確認された。政府が、南北首脳の具体的な警護計画を準備するのは、昨年4月27日の板門店(パンムンジョム)南北首脳会談以来。そのため、南北間で正恩氏の答礼訪問をめぐってある程度の意見の接近があったとみられる。

複数の政府筋によると、大統領府は今月初め、正恩氏の答礼訪問の警護準備に着手したという。国家情報院や警察に、正恩氏の答礼訪問時の警護員配置のシナリオを点検するよう指示した。正恩氏の答礼訪問時の移動の動線を考え、答礼訪問の賛否デモなど万一の事態にどのように備えるのかが主な内容だ。現在、大統領府は正恩氏の答礼訪問の時期を「3末4初(3月末、4月初め)」、期間は3日間で北朝鮮側と協議しているという。正恩氏は、訪問初日はソウル、2日目は済州島(チェジュド)を訪れる可能性が高い。済州島は、正恩氏の実母である高英姫(コ・ヨンヒ)氏の故郷なので、北朝鮮側でも済州訪問を望んでいるという。

これと関連して、大統領府警護処関係者は、今月初めに正恩氏の宿泊先の済州島のホテルを点検した。政府関係者は、「済州市西帰浦市(ソグィポシ)にある大手ホテルも候補に挙がっているが、警護に万全を期す必要があるため、漢拏山(ハンランサン)の麓にある山荘ホテルが有力視されている」と伝えた。

これに先立ち、大統領府は昨年12月に、正恩氏の答礼訪問に備えた内部準備に着手したことがある。大統領府は当時、12月の第2週、第3週目の答礼訪問を予想し、宿泊先や動線などを計画した。大統領府関係者は、「今回のベトナム米朝首脳会談が終われば、正恩氏の訪韓に向けて北朝鮮側と本格的な協議を始める」と意欲を示した。警察も昨年末から様々な状況に備えた警護シナリオを作って対策を立てている。


李知訓 easyhoon@donga.com · 韓相準 alwaysj@donga.com