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米朝首脳、2日間「ベトナム談判」

Posted February. 07, 2019 09:50,   

Updated February. 07, 2019 10:43

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トランプ米大統領と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の2回目の首脳会談が27、28日にベトナムで開催される。昨年6月12日にシンガポールで初めて首脳会談を行って以来、260日ぶりの再会だ。米朝は、2日間の会談を事前に告知し、非核化の実質的な成果を引き出すための集中交渉を予告した。米朝双方は6日、平壌(ピョンヤン)で実務協議を行い、「ベトナム宣言」に盛り込まれる非核化の文案調整に入った。 

トランプ氏は5日(現地時間)、米ワシントン議会で行った一般教書演説で、「2月27日と28日、ベトナムで正恩氏と会う。大胆で新しい外交の一環として、韓半島の平和に向けた歴史的な取り組みを続ける」と述べた。昨年、ツイッターで日程を公開した1回目の首脳会談とは違って、今回は一般教書演説を通じて慎重さと重みを加えたのだ。

ベトナムの具体的な開催都市は発表されなかったが、リゾート都市であるダナンが有力視されている。ある外交筋は、「米朝間の最終の儀典調整が残っているようだ」と伝えた。トランプ氏は25日にワシントンを出発して26日にベトナムに到着し、28日に出国する予定だと、米国務省は明らかにした。正恩氏は遅くとも26日にベトナムに到着するものとみられる。

米朝は、20日後に迫った2回目の首脳会談まで、北朝鮮の非核化と米国の相応の措置の隙間を縮める詳細な協議に全力を尽くすとみえる。北朝鮮はこれまで、非核化の段階ごとに米国が相応の措置を執る「同時的、段階的」措置を主張してきたが、米国は相応の措置を得るなら非核化に出なければならないという点を強調した「同時的、並行的(simultaneously and in parallel)」措置を主張してきた。これに先立ち、米国省のビーガン北朝鮮政策特別代表は先月31日(現地時間)、スタンフォード大学での講演で、北朝鮮が核凍結→核申告→査察および検証→廃棄に臨むのなら、終戦宣言および平和体制構築の協議など相応の措置に出る可能性があることを示唆した。

ビーガン氏は6日、京畿道平沢市(キョンギド・ピョンテクシ)の烏山(オサン)米空軍基地から平壌(ピョンヤン)に向かい、北朝鮮側交渉相手のキム・ヒョクチョル元駐スペイン大使と首脳会談の議題調整を行った。会談は7日にも行われると見られ、1回目の首脳会談の時のように大詰めの実務協議が行われると予想される。

大統領府の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は、「米朝が新しい歴史をつくるうえでベトナムはこれ以上にない良い背景になると期待する」と述べた。


ファン・インチャン記者 ワシントン=イ・ジョンウン特派員 hic@donga.com · lightlee@donga.com