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黄教安氏が自由韓国党代表選に出馬宣言

Posted January. 30, 2019 10:12,   

Updated January. 30, 2019 10:12

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黄教安(ファン・ギョアン)元首相が29日、「単純な(総選挙)勝利を越えて、野党『自由韓国党』を圧倒的第1党にする」とし、来月27日の全党大会党代表選挙への出馬を宣言した。

黄氏は同日、ソウル永登浦区(ヨンドゥンポク)党事務所で記者会見を行い、「墓にいなければならない『386運動圏』の哲学が、21世紀の大韓民国の国政を左右している」とし、「わが党が正しく立ってこそ、国と国民の危機も切り抜くことができる」と述べた。15日に電撃入党して2週間、党内外で出馬資格論議をはじめ話題を集めた黄氏は29日、出馬宣言の多くを自身に対する批判への反論に割愛した。

黄氏は自身が代表になる場合、「再び親朴党」になるという憂慮に対して、「柱が高く丈夫でこそ『ビックテント』を作ることができる」と述べた。「確固たる原則が外縁の拡大に障害になるという批判は正しくない」とし、「むしろしっかり地に足をつけてこそ良い人材を引き寄せることができる」とも述べた。

政治経験がない「温室の中の草花」という指摘も意識した。黄氏は、「強力な院内外闘争を共に繰り広げ、今年中に所得主導成長、脱原発をはじめとする現政権の亡国政策を必ず廃棄させる」とし、「決然と力を入れてすべてを賭けて黄教安が闘争の先鋒に立つ」と強調した。

「次期大統領選候補は全党大会に出馬すべきでない」という党内外の牽制に対しては、「低姿勢ですべての特権を行使しない」と述べた。黄氏は、「党ポストの人選から不偏不党の原則を明確にする」とし、「大統領選候補をはじめとする党の中心人物が政策決定に参加できるよう『大統合政策協議会』(仮称)を作る」と明らかにした。自身の国政経験を強調し、「2020経済大転換プロジェクト」など経済関連公約も出した。

朴槿恵(パク・クンヘ)前大統領の恩赦の可能性については、「恩赦というのは政務的な判断だ。国民の世論と希望を総合して、機会が来れば判断することになるだろう」と即答を避けた。

一方、世論調査機関リアルメーターが21~25日に実施し、29日に発表した次期大統領候補の選好度調査(95%信頼水準、標本誤差±2.0%)では、黄氏が先月対比3.6ポイント上昇し、17.1%となった。誤差範囲にあるが、李洛淵(イ・ナクヨン)首相(15.3%)を抜いて初めて1位を占めた。同党の洪準杓(ホン・ジュンピョ)前代表(5.9%)は8位、呉世勲(オ・セフン)元ソウル市長(5.3%)は9位だった。

党選挙管理委員会は同日、会議を開き、黄氏と呉氏の党代表選挙への出馬に資格の問題はないと結論づけた。


洪禎秀 hong@donga.com