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野党、文大統領の娘に海外移住に疑惑を提起

野党、文大統領の娘に海外移住に疑惑を提起

Posted January. 30, 2019 10:13,   

Updated January. 30, 2019 10:13

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野党「自由韓国党」が29日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の娘のダヘさん家族の住宅売却と海外移住疑惑と関連して、ダヘさんの小学生の息子の学校資料を公開し、大統領府に説明を求めた。大統領府は直ちに「虚偽事実の流布」、「厚顔無恥な振る舞い」と反発した。

同党の郭尚道(クァク・サンド)議員は9日、「ダヘさん夫のソさんは昨年3月、ゲーム会社を退社し、4月にソウル鍾路区旧基洞(チョンノク・クギドン)のヴィラ(低層マンション)をダヘさんに贈与し、ダヘさんは3ヵ月後にこれを売却した後、夫と息子と共にアセアン(東南アジア諸国連合)国家に移住した」と明らかにした。郭氏が公開した資料には、ダヘさんの息子が東南アジアのある国の学校に転校するという内容が含まれている。

郭氏は、「巷では、ソさんが務めた会社に政府から200億ウォンが支援され、このうち30億ウォンが横領・流用など不当に執行されたといううわさが飛び交っている」とも述べた。同党は、ダヘさん家族のために海外に派遣された大統領警護員の予算とヴィラ売却の資料を公開するよう大統領府に要求した。

これに対して、大統領府の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は書面で、「国会議員の職位を利用して大統領の家族に対して根拠のない悪意のある虚偽事実を流布した」と批判した。また、「不動産の贈与・売買の過程および海外滞在と関連していかなる不法や脱法もなかった。経済状況や子どもの教育目的のための海外移住では決してない」と強調した。

さらに、「学校の書類の取得と公開は個人情報の侵害であり、政争に小学生まで巻き込むことは厚顔無恥な振る舞いだ。経緯を確認した後、応分の措置を執る」と述べた後、「蔡東旭(チェ・ドンウク)元検察総長の婚外子を追跡するとし、不法・脱法を行った先の(朴槿恵)政府の工作政治の陰湿な影が浮び上がる」とも述べた。郭氏が、「婚外子事件」が起こった時、朴槿恵(パク・クンへ)政府の大統領民情首席秘書官を務めたことを強調したのだ。

大統領府はまた、「1980年以降、海外に滞在した大統領の直系家族は9人で、すべて警護処が大統領などの警護に関する法律によって規定どおり警護した」と付け加えた。


崔瑀烈 dnsp@donga.com