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ハリス駐韓大使、国防部を訪問

Posted January. 29, 2019 09:28,   

Updated January. 29, 2019 09:28

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米国のハリス駐韓大使が28日、ソウル龍山区(ヨンサンク)の国防部庁舎を訪れ、鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官と非公開の会談を行った。1時間20分ほどの会談の直後、ハリス氏は鄭氏の見送りを受け、「すばらしく建設的な対話に感謝する」と述べた。「(鄭氏と)在韓米軍駐留経費負担に関する特別協定(SMA)問題を議論したのか」という取材陣の質問には何の返答もせず、急いで車に乗って国防部を後にした。

軍当局は、ハリス氏が新年の挨拶で訪問し、様々な懸案を議論したと伝え、詳しい内容は明らかにしなかった。ある消息筋は、「在韓米軍駐留経費負担問題が主に議論された」と話した。ハリス氏は昨年12月28日、大統領府を訪れ、韓国が負うべき負担金額として年間10億ドル(当時の為替レートで約1兆1300億ウォン)を提示した。これに対して鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は、「1兆ウォン以上はできない」と9999億ウォンを提示し、交渉が停滞した状態だ。

 

また別の消息筋は、「ハリス氏が大統領府、外交部と在韓米軍駐留経費負担問題を議論し、国防部の意見も聞いてみたほうがいいという韓国側の意見を受け入れて鄭氏に会ったものとみられる」と話した。ハリス氏は、在韓米軍駐留の法的根幹になる韓米相互防衛条約の重要性と経費負担の増額の必要性を強調し、協力を求めたという。これに対して鄭氏は、平沢(ピョンテク)米軍基地造成費用(約100億ドル)の92%を韓国が負担し、現在の経費負担も他の同盟国に比べて決して劣っていないとし、米国側に早急な交渉妥結を求めたという。

 

また鄭氏は、韓国の艦艇に対する日本哨戒機の低空接近威嚇飛行の不当性と韓国側の対応方針を説明し、日本が両国の関係を害する振る舞いを自制しなければならないという点をハリス氏に強調したという。さらに両者は、板門店(パンムンジョム)共同警備区域(JSA)の自由往来に向けた韓国と北朝鮮、国連軍司令部の3者協議体の協議内容についても意見を交わした。


尹相虎 ysh1005@donga.com · 孫孝珠 hjson@donga.com