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太永浩氏、「金正恩氏が護衛司令部など軍部不正に激怒」

太永浩氏、「金正恩氏が護衛司令部など軍部不正に激怒」

Posted December. 25, 2018 08:01,   

Updated December. 25, 2018 08:01

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2016年夏に韓国に亡命した北朝鮮の太永浩(テ・ヨンホ)元駐英公使が、「最近、北朝鮮軍部に対して、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が不満があるようだ」と明らかにした。正恩氏が17日、故金正日(キム・ジョンイル)総書記の7回忌を迎え、錦繍山(クムスサン)太陽宮殿を訪れる際、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長、朴奉珠(パク・ポンジュ)首相など党中央委幹部だけ同行させ、軍部指導者らは連れて行かなかったという理由からだ。

太氏は自身のブログに、例年とは違って北朝鮮メディアで毎年繰り返された軍部の忠誠決意会などの軍部の行事が報道されていない点も指摘した。太氏は、「正恩氏の身辺警護を担う護衛司令部に対する党組織指導部の調査で多くの不正が発覚し、正恩氏が非常に怒ったようだ」と分析した。労働新聞は19日付の論説で、幹部に対して「腐敗との戦い」を宣言したが、太氏は、当時摘発された大規模な不正腐敗、不正行為と関連があるようだと分析した。

さらに太氏は、「北朝鮮が年内の正恩氏の韓国答礼訪問が実現されなかった責任を韓国に負わせるための世論戦を強化している」としつつも、「ただ、鉄道共同調査問題や韓国政府の北朝鮮への人道支援の決定など南北協力事業に対しては固く口を閉ざしており、来年1月1日の正恩氏の新年の辞にどのようなメッセージが込められるか注目される」と強調した。


申나리 journari@donga.com