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三星SDI、中国に第二の電気自動車バッテリ工場建設を検討

三星SDI、中国に第二の電気自動車バッテリ工場建設を検討

Posted December. 10, 2018 08:59,   

Updated December. 10, 2018 08:59

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三星(サムスン)SDIが、中国陝西省西安に電気自動車バッテリーの第2工場を建設する案を検討している。今後、電気自動車のバッテリー需要が大幅に伸び、2020年から中国政府の電気自動車補助金政策が廃止されることに合わせて、生産能力を確保するための布石とみられる。

海外メディアが8日中国発で報じたところによると、三星SDIは、中国西安に電気自動車バッテリーの第2工場の設立を検討しているという。業界で予想する投資規模は105億元(約1兆7000億ウォン)。16万平方メートルの敷地に電気自動車用60Ah(アンペア時)バッテリーを生産する5つのラインだ。三星SDIの関係者は、「中国にバッテリー工場の新築を検討していることは事実だ」としながらも、「まだ具体的な投資額や敷地の規模などは確定していない」と話した。三星SDIは現在、蔚山(ウルサン)と中国西安、ハンガリーの3ヵ所に電気自動車バッテリー工場を持っている。生産能力は、純粋な電気自動車基準で、蔚山が6万台、ハンガリーが5万台、西安が3万台となっている。

三星SDIが中国に電気自動車バッテリー工場の増設を検討する理由は、2020年に中国政府の電気自動車補助金廃止後、中国で繰り広げられるバッテリーメーカー間の競争に先回りして対応するためだ。これまで中国政府は、中国製バッテリーを搭載した自国産車に車の価格の半分に達する補助金を支給したため、韓国のバッテリーメーカーは同等に競争できなかった。


金哉希 jetti@donga.com