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予算案、法廷期間内に処理ならず

Posted December. 01, 2018 08:41,   

Updated December. 01, 2018 08:41

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国会予算決算特別委員会が30日、活動期限を迎え、予算審査を終えることができずに解散した。このため、470兆5千億ウォンのスーパー予算は、予算決算委「小小委員会」に送られ、「真っ暗闇の審査」をすることになり、昨年に続き法廷期間(2日)内の予算案処理も難しくなった。

与野党の交渉団体院内代表は同日、国会で会って、予算案処理案を議論したが合意には至らなかった。会議で、与党「共に民主党」の洪永杓(ホン・ヨンピョ)院内代表は、法廷期間内の処理を主張したが、野党の金聖泰(キム・ソンテ)自由韓国党院内代表と金寛永(キム・グァンヨン)「正しい未来党」院内代表が「徹底した予算審査」を理由に審査期間の延長を主張した。

洪氏は会議後、記者団に、「(野党両党が)7日までしようと言ってきた」とし、「絶対受け入れることはできない。野党とは話もしたくない」と述べた。金聖泰氏は、「見解の相違が大きい」と語った。このため、30日に開く予定だった本会議も取り止めになった。

交渉団体間の合意がなされなければ、国会先進化法によって来年度予算案は1日、政府案が国会本会議に自動的に上程される。しかし、与党の議席数が129議席なので過半数(150席)に及ばず、単独処理は不可能だ。

そのため、予算決算委員長と与野党の予算決算委幹事、企画財政部第2次官だけで構成された「小小委員会」で審査しなければならない。法的根拠がない小小委は、議論記録も残らず、「紙切れ予算」と「嘆願予算」の窓口に悪用されるという指摘もある。

洪氏は同日、最高委員会議で、「韓国自由党など野党が故意に予算決算委の開始を5日も遅らせ、5回も審査を中断させた。密室の審査のための計画的で意図的な振る舞い」とし、「実に厚かましい」と非難した。「共に民主党」は昨年は「国民の党」と手を握って自由韓国党不参加の中、12月6日に予算案を通過させた。しかし、今年は「正しい未来党」と「民主平和党」が選挙制度改編を予算案と結びつけると明らかにしており、予算案処理がさらに遅れるという観測が流れている。

文喜相(ムン・ヒサン)国会議長は同日、「本会議が失敗に終わったのは、予算案法廷期間の順守を放棄することであり、国会の権威を自ら貶めることなので、非常に残念だ。国民に申し訳ない」という立場を明らかにした。


張源宰 peacechaos@donga.com