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北朝鮮、「JSA管理から国連軍司令部を外せ」

北朝鮮、「JSA管理から国連軍司令部を外せ」

Posted November. 28, 2018 08:45,   

Updated November. 28, 2018 08:45

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北朝鮮が、新たに発足する板門店(パンムンジョム)共同警備区域(JSA)の共同管理機構からこれまでJSAを管轄してきた国連軍司令部を外すよう求めるのは、これまで国連軍司令部の役割を否定してきた内心を再び表わしたと分析されている。北朝鮮はこれまで、国連軍司令部と会談を数回開きながら、これを「北朝鮮-国連軍司令部会談」ではなく「朝米会談」と呼ぶなど、国連軍司令部を米軍と同一視してきた。今回再び北朝鮮がJSAから国連軍司令部を排除することを求める背景には、停滞している米朝会談に対する不満もあるとみえる。

27日、複数の政府筋によると、北朝鮮がJSA共同管理機構から国連軍司令部の排除を要求し、JSA内の南北警備兵力に適用される共同勤務規則づくりに非協力的な態度を見せ、JSA非武装化協議が難航している。北朝鮮は、国連軍司令部が排除されない状態で南北兵力がJSA内で軍事境界線(MDL)を自由に行き来するなど共同警備をする場合、北朝鮮も国連軍司令部、すなわち米軍の管理を受ける形になることを警戒するとみえる。

北朝鮮が「JSA内の国連軍司令部の除外」を主張するのは、国連軍司令部の解体と在韓米軍の撤収に向けた中長期的対南戦略と見なければならないという主張もある。北朝鮮はこれまで、国連軍司令部に対して、南北軍事問題を中立的に仲裁できず、韓米同盟の枠組みで韓国の肩を持つ韓米連合司令部や米国の立場を代弁する米軍司令部だと非難してきた。軍消息筋は、「9月の南北軍事合意後、北朝鮮が南北および国連軍司令部の3者協議に参加するなど合意を履行する姿を見せながら、裏では合意を破棄するダブルスタンダードを見せている」と指摘した。

北朝鮮が戦略的に過度な要求をしているという分析もある。米軍が受け入れ難い国連軍司令部排除を要求することで、制裁緩和および南北経済協力に対する国連軍司令部の包括的許容や非核化検証基準の緩和など別の狙いがあるということだ。政府筋は、「北朝鮮が共同管理機構に南北および国連軍司令部の3者が参加することを最後まで反対する場合、年内の軍と民間のJSA内の自由往来が実現しないなど南北軍事合意履行のスピードが遅くなる可能性がある」と懸念を示した。

一方、北朝鮮が今月末の高官協議の開催を求める米国の提案を事実上拒否したことが確認された。トランプ米政権関係者は26日(現地時間)、東亜(トンア)日報の電話取材に対して、「収穫感謝祭の連休が終わった月曜日(26日)も北朝鮮からの返事はなかった」とし、「トランプ大統領とポンペオ国務長官は対話の意思があるが、急がないという立場だ」と伝えた。

米朝首脳会談と北朝鮮の非核化措置および米国の相応の措置を調整するための高官級・実務級対話が行われず、非核化交渉は膠着局面が長期化する様相だ。ワシントンのある消息筋は、「30日からアルゼンチンで開かれる主要20ヵ国・地域(G20)首脳会議で韓米首脳会談が実現し、北朝鮮の非核化問題を議論するまでは、対話の突破口を見出すことは難しいだろう」と話した。

北朝鮮の非核化と南北関係改善に関する実務協議のために20日に稼動した韓米作業部会の会合は、来月10日頃にテレビ会議で開かれる可能性が高いという。


孫孝珠 hjson@donga.com · 朴庭勳 sunshade@donga.com