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インターポール総裁に選出された金鍾陽氏、「海外逃亡犯の国内送還を支援」

インターポール総裁に選出された金鍾陽氏、「海外逃亡犯の国内送還を支援」

Posted November. 24, 2018 08:18,   

Updated November. 24, 2018 08:18

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「世界インターポールの代表なので、韓国の問題だけを気にかけることはできないが、海外逃亡犯の送還に間接的な助けになることができると考える」

韓国人初の国際刑事警察機構(インターポール)総裁に選出された金鍾陽(キム・ジョンヤン)元京畿(キョンギ)地方警察庁長官(57)は23日午前、仁川(インチョン)国際空港に到着した直後、記者会見でこのように話した。趙顕千(チョ・ヒョンチョン)元国軍機務司令官など海外に逃亡した容疑者の事件を調べる計画があるかという取材陣の質問に対する答えだった。

21日(ドバイ現地時間)インターポールのトップに選出された金氏は同日午前11時頃、アラブ首長国連邦のドバイから仁川国際空港に到着した。約20分間の記者会見の間、金氏は笑みを浮かべた。

金氏は、インターポール194の加盟国の治安力の格差を解消することを任期内の最優先課題に挙げた。金氏は、「インターポール加盟国の警察のシステムがある程度似てこそ、しっかりとした協力ができる」とし、「犯罪が次第に高度化しているため、先端の犯罪予防技術とシステムを導入して加盟国と共有することもインターポールの役割の一つだ」と話した。

金氏は、「大韓民国の警察を代表して国際舞台に出て評価されたことを誇りに思う」とし、「(選出は)政府の関心と警察の全幅の支援、選挙を支援してくれた14人の韓国代表団の情熱的な努力の結果だと考える」と感想を述べた。

金氏の記者会見には閔鉀龍(ミン・カプリョン)警察庁長官も参加し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の祝辞を伝えた。祝辞には、「安全な世の中を作る重大な任務が与えられた。政府も協力する」という内容が記されていた。閔氏が金氏に敬礼すると、金氏もにこやかに敬礼で応えた。

 

金氏は、孟宏偉(64)前総裁が腐敗の疑いで中国当局に逮捕されて辞任したため、先月から総裁代行を務めてきた。総裁の任期は4年だが、金氏は前任者の残余任期の2020年11月まで務める。

金氏は1985年、高麗(コリョ)大学経営学科を卒業し、第29回行政考試に合格した後、1992年に考試特別採用で警察に入った。米ロサンゼルス駐在官、警察庁核安保企画団長、警察庁外事局長などを経験した警察内の代表的な「外事通」だ。


仁川=コ・ドイェ記者 yea@donga.com