Go to contents

民主労総が不法ストライキを強行、文政権は静観するばかり

民主労総が不法ストライキを強行、文政権は静観するばかり

Posted November. 22, 2018 08:26,   

Updated November. 22, 2018 08:26

한국어

全国民主労働組合総連盟(民主労総)が21日、政府の弾力的労働制の拡大などに反対して、ゼネストに突入した。文在寅(ムン・ジェイン)政府発足後初の全国レベルのゼネストだ。労働条件とは無縁に政府政策に反対する「政治スト」であり、明白な不法だが、政府は特別な措置をとらなかった。

民主労総は21日午後3時から、ソウル永登浦区(ヨンドゥンポグ)の国会前をはじめ、全国14の地域でゼネスト決議大会を開いた。キム・ミョンファン民主労総委員長は、約1万人(主催側試算)が参加した国会前の集会で、「所得主導成長は漂流しており、文在寅政府の改革には赤信号が灯っている」とし、「政府と国会が週52時間制を形骸化させようとしている。(弾力的労働制期間が拡大されれば)、労働強度が高まり、過労死が日常化する」と主張した。民主労総はゼネストの決議文で、「政府と国会が労働搾取、規制緩和の改悪を押し通せば、第2、第3のゼネストに突入する」とし、「12月1日の全国民衆大会をはじめ、社会大改革闘争の先頭に立つ」と明らかにした。

民主労総は同日、ゼネストに16万人が参加したと主張した。全組合員84万人の19%だ。現代・起亜(ヒョンデ・キア)自動車(4時間の部分スト)、現代重工業(7時間の部分スト)などの金属労組傘下の事業所が今回のストライキの中心となっている。

一方、雇用労働部は80あまりの事業所で、9万人がゼネストに参加したと試算した。現代・起亜自の組合員が7万7000人で、全体の85%であり、彼らを除く他の組合員の参加は微々たる水準だという。「ゼネスト」というよりも「彼らだけのリーグ」という批判が出る理由だ。

同日、全国14の地域で行われたゼネスト集会の過程で、警察と大きな衝突はなかった。


柳聖烈 ryu@donga.com · 朴恩緖 clue@donga.com