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対北朝鮮投資、水面下にトランプ氏娘婿のクシュナー氏?

対北朝鮮投資、水面下にトランプ氏娘婿のクシュナー氏?

Posted October. 17, 2018 09:31,   

Updated October. 17, 2018 09:31

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農業および鉱物関連のグローバル企業の秘密訪朝には、トランプ米大統領の婿で核心勢力であるクシュナー大統領上級顧問がある種の役割を果たしたという観測が流れている。

ある外交筋は16日、「トランプ氏が非核化交渉がはかどるという前提のもと、クシュナー氏に北朝鮮に対する投資計画を検討するよう指示したという話がワシントンの周囲から出ている」と伝えた。ホワイトハウスに入る前、トランプ氏のようにニューヨークで不動産事業をしていたクシュナー氏は、2016年の大統領選キャンプで選挙対策本部の資金と会計を総括するなど、トランプ氏から金の感覚を認められた。

特にクシュナー氏は、ホワイトハウス入り後、米国の鉱山企業を通じて北朝鮮側の人々と接触し、6月のシンガポール米朝首脳会談の成功にも深く介入したという。米紙ニューヨーク・タイムズは6月、「北朝鮮の最高位級要人が昨年夏、シンガポールに駐在する米国人実業家ガブリエル・シュルツ氏にクシュナー氏との水面下のチャンネルを頼み、(このような関係が)米朝首脳会談の成功を助けた」と報道した。シュルツ氏は、「SGIフロンティア・キャピタル」経営し、エチオピアやモンゴルなどで鉱山開発事業を行い、最近まで何度も北朝鮮を訪れ、北朝鮮と開発事業を議論したという。

また別の外交筋は、「トランプ氏が、中東問題など一部頭の痛い問題をクシュナー氏に任せる傾向が強い。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との交渉過程でもクシュナー氏に多様な方式で意見を求めているようだ」と伝えた。先日、辞意を表明したヘイリー国連大使も記者団に、クシュナー氏について「彼と一緒に行った中東平和計画は信じられないほどうまくいった。クシュナー氏は、誰も理解できないすばらしい隠された天才」と褒め称えた。


黃仁贊 hic@donga.com