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ロシア訪問の北朝鮮外務次官、中国・ロシアと3者会談

ロシア訪問の北朝鮮外務次官、中国・ロシアと3者会談

Posted October. 08, 2018 08:15,   

Updated October. 08, 2018 08:15

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北朝鮮の対米交渉実務責任者である崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官が6日午後(現地時間)ロシア・モスクワに到着した。これに先立ち2日間、中国・北京を訪問した崔氏は、モスクワで記者団に対し、「3者会談をしにきた」と明らかにした。ロシアのタス通信によると、崔氏は8日、ロシアと次官級会談を行い、9日に中国、ロシアとの3国拡大会談を行う予定だ。

崔氏がロシアを訪れた目的は大きく2つに圧縮される。まず、年内に実現するとみられる金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長のロシア訪問の日程を調整する問題だ。ロシアのプーチン大統領が、5月末に平壌(ピョンヤン)を訪問したラブロフ外相を通じて正恩氏の訪問を要請したことを受けたものだ。

もう一つは、国連安全保障理事会の北朝鮮に対する制裁を緩和する声を強化するためとみえる。北朝鮮の非核化に相応する措置を実現するための友軍を確保することで、中国訪問の目的ともつながっている。9日の3者会談には、ロシア側からはイーゴリ・モルグロフ外務次官(アジア太平洋担当)が、中国側からは孔鉉佑外務次官が出席するという。

崔氏の動きは、ポンペオ米国務長官の4度目の訪朝期間と重なっているという点でも注目される。ポンペオ氏の7日の訪朝にスティーブン・ビーガン北朝鮮担当特別代表が同行するのに、有力なカウンターパートとされる崔氏は平壌を離れるからだ。米側がオーストリア・ウィーンで新たに稼動する非核化実務交渉の主役が対面できなくなった。


申나리 journari@donga.com