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文大統領、機務司改革で「新しい司令部」の創設を指示

文大統領、機務司改革で「新しい司令部」の創設を指示

Posted August. 04, 2018 08:46,   

Updated August. 04, 2018 08:46

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が3日、国軍機務司令部(機務司)司令官に南泳臣(ナム・ヨンシン)陸軍特殊戦司令官(中将)を任命した。文大統領は同日、「機務司の全面的で迅速な改革に向けて現在の機務司を解編し、過去と歴史的に断絶した『新たな司令部』を創設せよ」と指示した。現在の機務司をなくして完全に新しい軍情報組織に再編成するという意味だ。

尹永燦(ユン・ヨンチャン)大統領国民疎通首席秘書官は、「文大統領は昨日(2日)、機務司改革委員会と宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官の機務司改革案の報告を受けた」とし、「(機務司に代わる)新たな司令部の構成に向けて、『司令部創設準備団の構成』と『司令部設置の根拠規定である大統領令制定』を可能な限り迅速に推進するよう指示した」と明らかにした。李錫九(イ・ソクク)機務司令官の更迭と新たな司令部設置の指示は、戒厳令検討文書などで明らかになった機務司問題を迅速に正す狙いがある。これにより機務司は司令部の地位は維持するものの、名称や規模などは完全に異なる組織に再編されるものとみえる。

一方、大統領府は宋氏の進退については、「今言及する事案ではない」と明らかにした。更迭の可能性は残しているということだ。このため与党では、現在進行中の民官合同捜査本部の戒厳令検討文書の捜査が終われば、宋氏が交代になるという見方が有力だ。


ハン・サンジュン記者 ユン・サンホ軍事専門記者 alwaysj@donga.comysh1005@donga.com