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米朝交渉のテーブルから「非核化スケジュール表」が消えた

米朝交渉のテーブルから「非核化スケジュール表」が消えた

Posted July. 19, 2018 08:18,   

Updated July. 19, 2018 08:18

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トランプ米大統領が17日(現地時間)、北朝鮮の非核化議論と関連して、「時間の制限も速度の制限もない」とし、急がない考えを明らかにした。最近、相次いで非核化長期戦を示唆したトランプ氏が、一歩踏み出して初めて「核廃棄の予定表」がないことを明らかにしたのだ。これは、既存の短期的一括妥結方針の事実上の撤回なので、北朝鮮核協議が予想より長期化するのではないかという懸念が強まっている。

●交渉テーブルから消えた「非核化予定表」

トランプ氏は同日、ホワイトハウスで共和党下院議員らと会った席で、「急いでいない」とし、北朝鮮との非核化協議に期限を設けないことを明らかにした。「北朝鮮との水面下の協議は順調に続いている」と強調したものの、短期間に合意に至ることが難しいということを結果的に認めたのだ。CBSとの同日のインタビューでも、遺骨引き渡し実務協議をはじめ北朝鮮との協議について「急がない」と述べた。「非核化予定表」を事実上、取り下げたという見方が出ている。

トランプ氏は、シンガポール首脳会談の前、「北朝鮮核問題は一括妥結になるだろう」とし、速戦即決の考えを何度も明らかにした。ポンペオ国務長官が、「トランプ氏の最初の任期(2020年末)内の非核化」を提示したのに続き、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)が、「1年以内の核計画廃棄」を言及し、速戦即決式解決法の期待が高まった。

 

しかし、非核化の予定表の設定は、トランプ氏が金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との首脳会談で、北朝鮮の具体的な非核化履行計画を引き出すことができず、次第にうやむやになった。ポンペオ氏の訪朝協議でも、非核化の手続きと方式、対象、補償およびその手順を調整する問題をめぐって進展がなく、一括妥結が事実上、不可能という認識が広まった結果だ。

●絡み合った米朝

北朝鮮の非核化の議論が本格的な長期化の手順に入り、今後の米朝協議は、北朝鮮の典型的な「サラミ戦術」に引きずられる可能性が指摘されている。北朝鮮は、これまで主張してきた「段階的同時行動」の原則によって、段階的措置ごとに補償を引き上げる戦略を取り、顕著な成果なく駆け引きが続く可能性が高いということだ。

 

ただ、北朝鮮と米国いずれも協議の局面を壊す考えはないというのが、当局者の共通の意見だ。政府当局者は、「双方が互いの頭と尾をかみ合う局面」とし、「互いに捕えられた状態なので、速度が遅くても作業部会などを中心に議論は進むだろう」と見通した。

米朝の議論は当分の間、核査察リストの提出と検証、国際機関の査察などの本格的な非核化協議よりも、既に議論されたミサイルエンジン実験場の廃棄といったイベント性措置を中心に進む可能性が高いと懸念する声もある。非核化協議の実務会談も、米朝対話の流れに逆らわない程度で維持されると専門家たちは見ている。


イ・ジョンウン記者 lightee@donga.com