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南北海軍艦艇ホットライン、10年ぶりに再開

南北海軍艦艇ホットライン、10年ぶりに再開

Posted July. 02, 2018 08:36,   

Updated July. 02, 2018 08:36

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南北軍当局が、西海(ソへ・黄海)上で双方の海軍艦艇の偶発的衝突を防ぐために活用した「国際商船共通網(無線通信)」の運用を10年ぶりに再開した。

 

国防部は1日、「板門店(パンムンジョム)宣言と南北将官級軍事会談の合意事項を履行する次元で、国際商船共通網の運用を正常化した」と明らかにした。

 

国防部によると、同日午前9時頃、西海上で実施された南北艦艇間の試験通信で、韓国海軍警備艦がこの通信網を通じて北朝鮮側警備艦を呼び出すと、北朝鮮側は直ちに答えた。2008年5月以降、北朝鮮側警備艦が韓国側の呼び出しに応答せず、国際商船共通網を活用した連絡は断たれた。

これに先立ち南北は04年、南北将軍級会談を通じて、遭難および救助要請などに活用される共用周波数の国際商船共通網を活用した交信で、西海上で02年第2延坪(ヨンピョン)海戦などのような武力衝突を予防することで合意した。当時、南北は互いに漢拏山(ハンラサン)、白頭山(ペクトゥサン)というコールサインを決めた。同日も双方はこのコールサインを使って交信した。

軍関係者は、「今回の運用再開で、西海上の北方限界線(NLL)での軍事的緊張が大いに緩和されると期待する」とし、「西海および東海地区の軍通信線まで復旧すれば、南北間の偶発的な軍事衝突の可能性は明らかに低くなるだろう」と見通した。


孫孝珠 hjson@donga.com