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38ノース「北朝鮮、弾道ミサイルの発射施設を破壊」

38ノース「北朝鮮、弾道ミサイルの発射施設を破壊」

Posted June. 08, 2018 08:46,   

Updated June. 08, 2018 08:46

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北朝鮮が先月、弾道ミサイル実験発射用の一部施設を廃棄したと、米国の北朝鮮分析サイト「38ノース」が7日(現地時間)、報じた。38ノースは、商業衛星写真を分析した結果、先月中旬に平安北道亀城市(ピョンアンプクト・クソンシ)北側のイハリ・ミサイル実験場で、「実験用発射台」が破壊されたと明らかにした。地上約10メートルの高さのこの装備は、ミサイルを固定してエンジンの推進力と正常射出などを点検するために使われてきた。この実験場では、固体燃料型ミサイルの開発が主に行われた。昨年2月に潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星1」を地上発射用に改造した「北極星2」が移動式発射台(TEL)で発射された。

北朝鮮が4月に核実験および大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験の中止を宣言して3週間後になされたこの措置の背景をめぐって解釈が錯綜している。38ノースを運営するスティムソン・センターのジョエル・ウィット上級研究員は、「北朝鮮が長距離ミサイル計画中止の真剣さを伝えるための小さな措置」としながらも、「今後もっと大きな措置があるか依然として不透明」と指摘した。また、固体燃料ミサイルの地上射出実験が完了し、関連施設を撤去したにすぎないという分析も出ている。

軍内外では、北朝鮮が「完全かつ検証可能で不可逆的な核廃棄」(CVID)の真正性を示すには、豊渓里(プンゲリ)核実験場に続き東倉里(トンチャンリ)発射場も閉鎖しなければならないという主張が多い。東倉里発射場は米本土を狙った大陸間弾道ミサイル(ICBM)など北朝鮮ミサイル計画の「総本山」と同じ所だ。「銀河(ウンハ)3」や「光明星(クァンミョンソン)」など長距離ミサイルの発射だけでなく、「火星(ファソン)」系の新型中長距離ミサイル用のエンジンの開発・噴出実験などが着実に行われた。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長もよく訪れ、新型ICBM用高出力エンジンの開発を指示した。軍関係者は、「北朝鮮が東倉里発射場まで閉鎖すれば、非核化の真正性がさらに信頼されるだろう」と話した。米国もこれを積極的に要求する可能性が高い。

このため、「6・12米朝核談判」と後の終戦宣言が実現すれば、北朝鮮が対北制裁の全面解除などを条件に東倉里発射場の「閉鎖カード」を持ち出すという観測が流れている。ほとんどすべてのミサイル開発が終わり、発射場の効用価値がなくなったと判断できるということだ。さらに終盤まで対米交渉の「切り札」に活用することもできる。高度な研究施設と発射装備が整った東倉里発射場は、地下坑道で行われた豊渓里核実験場と同一線上で比較できないというのが大方の見方だ。政府当局者は、「米朝国交正常化や平和協定締結までは発射場を担保に最大の実益を得て、主要技術陣と装備を取り出した後、最後に閉鎖する手順を踏む可能性もある」と指摘した。


ユン・サンホ軍事専門記者 チュ・ソンハ記者 zsh75@donga.comysh1005@donga.com