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「トランプ対金正恩」直談判の幕が上がる

「トランプ対金正恩」直談判の幕が上がる

Posted June. 06, 2018 07:34,   

Updated June. 06, 2018 07:34

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トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が12日、シンガポールで朝から会い、非核化と体制保証をめぐって「マラソン会談」を行うものとみえる。

サンダース大統領報道官は4日(現地時間)、定例会見で、「暫定的に、初めての(米朝首脳)会談はシンガポール時間で12日午前9時(韓国時間午前10時)に開かれる」と明らかにした。米東部時間では11日午後9時で、放送局のメインニュースが放映されるゴールデンタイムだ。

サンダース報道官は、シンガポールと板門店(パンムンジョム)で行われている米朝実務交渉について、「シンガポール交渉は仕上げの段階にあり、板門店対話では意味ある進展がなされた」と述べ、非核化議題と会談の日程について双方が意見の相違を縮めたことを示唆した。

特にサンダース報道官は、「初めての会談」という表現を使い、首脳間の出会いが一度で終わらないことを予告した。トランプ氏は先月31日、記者団に「一度で解決したいが、交渉は時にはそのように流れない」とし、「2回、3回会談をしなければならないこともあるだろう」と述べた。1日、北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長兼統一戦線部長とのホワイトハウス面談後、「12日に署名しない。米朝首脳会談も一つの手続き」と話したのも、複雑な交渉手続きを念頭に置いたという見方が出ている。

12日午後までマラソン会談をする可能性に加え、13日にも会談を継続する可能性もあるということだ。必要ななら、交渉の進行状況を見ながら別の場所で再び膝を突き合わせる「随時の首脳会談」が開かれる可能性まで開いているという分析が出ている。読売新聞は、「休戦協定が署名された7月27日に、板門店で米朝首脳会談や韓国を含めた3ヵ国首脳会談を行う案などが検討されている」と報じた。

サンダース報道官は非核化方式が一括妥結なのか段階的方式なのかを問う質問には、「対話が肯定的ということは言える」と即答を避けた。また、対北制裁と関連して、「非核化を見るまでは圧力を止めない」とし、「我々の(対北制裁)政策は変わっていない」と強調した。


朴庭勳 sunshade@donga.com