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北朝鮮テレビ、平壌公演を放送せず

Posted April. 05, 2018 08:41,   

Updated April. 05, 2018 08:41

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北朝鮮が韓国芸術団の平壌(ピョンヤン)公演について、「同胞愛の温かい情と熱が溢れた公演」と評価しながらも、いざ公演の実況は北朝鮮住民に伝えていない。特に金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が観覧した公演の様子を放送しないのは異例だ。

労働新聞は4日、前日の公演の情報を伝え、「統一を望む民族の熱望を謳歌する出演者の姿は場内を民族和合の温かい熱気で熱くさせた」と伝えた。しかし、朝鮮中央テレビは、前日の公演だけでなく1日に金正恩氏が観覧した最初の公演の実況も放送していない。

そのうえ朝鮮中央テレビは、平壌公演を報道する際、韓国の歌手の歌や発言を「無音処理」し、口だけが動く映像を流した。

 

韓国の大衆歌謡を「軽い」と排撃している北朝鮮が、公演会場に来ることができる党幹部とその家族など少数だけに公演の観覧を許可したものと見られる。二度の公演の入場者は1万3500人で、これは約288万人の平壌人口の0.5%だ。


黃仁贊 hic@donga.com