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大統領府、イバンカ氏に国賓級接待の夕食会

大統領府、イバンカ氏に国賓級接待の夕食会

Posted February. 24, 2018 09:15,   

Updated February. 24, 2018 09:15

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23日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領とイバンカ米大統領補佐官の夕食会には、ユダヤ教の教えに沿った食事規定「コーシャー」に合わせた韓国料理がテーブルに出てきた。ユダヤ教徒のイバンカ氏に配慮した国賓級の接待だ。

「コーシャー」はヘブライ語で「相応しい」という意味で、ユダヤ教の律法トーラーに従った食事を意味する。イバンカ氏は2009年に夫のクシュナー大統領上級顧問と結婚し、キリスト教からユダヤ教に改宗した。

大統領府は夕食会のメニューから豚肉やうろこのない魚、魚介類などをすべて除いた。通常、ユダヤ人は律法によって屠殺した牛や鶏、羊肉などを食べるが、大統領府はイバンカ氏が正統派ユダヤ教徒であることを考慮して肉類をメニューから除いた。代わりにイバンカ氏にはメイン料理に炭火で焼いた豆腐焼きが出され、別の出席者には黄土麦飯石熟成庫で熟成させたカルビ焼きが提供された。さらに昨年秋に収穫された金浦(キンポ)米と縁豆こんにゃくなどを入れたビビンバともやしスープが出された。ホワイトハウスは、文氏が昨年6月に訪米してトランプ大統領と夕食をした時、ビビンバを提供した。

夕食の酒類として、忠清北道の永同(チュンチョンプクト・ヨンドン)産の白ワイン「ヨポの夢」と米ナパ・ヴァレー産の赤ワインが提供された。大統領府関係者は、「ビビンバは異なる材料を混ぜて食べる料理で、和合を象徴した」と説明した。

夕食会を終えた後、ハウスコンサートも開かれた。国立国楽管弦楽団所属の演奏者たちの伽耶琴と奚琴の共演で「いとしのクレメンタイン」、「マギー若き日の歌」、「金髪のジェニー」3曲の米国の音楽が演奏された。「いとしのクレメンタイン」は、イバンカ氏の娘のアラベラさんが中国語で歌い、話題となった曲。日本は昨年11月、イバンカ氏が日本を訪問し、安倍晋三首相との夕食会の時、雅楽の公演で誕生日を祝う曲を演奏した。

一方、イバンカ氏がユダヤ教の安息日である金、土曜日に文氏と夕食会を行い、平昌(ピョンチャン)に移動したことも注目された。ユダヤ教は安息日には旅行はもとより電話もできるだけかけない。しかし、イバンカ氏は今回ユダヤ教のラビの承認を受けて公務を遂行しているという。


ムン・ビョンギ記者 weappon@donga.com