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李明博元大統領の平昌出席、検察捜査に反発し内部で賛否両論

李明博元大統領の平昌出席、検察捜査に反発し内部で賛否両論

Posted February. 08, 2018 08:53,   

Updated February. 08, 2018 08:53

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李明博(イ・ミョンバク)元大統領が、平昌(ピョンチャン)五輪開会式に出席するかどうかをめぐって長考に入った。大統領府が招待状を差し出すやいなや、検察が李氏を「収賄罪の主犯」と規定したのに続き、側近に対する家宅捜索まで行われたためだ。

李氏は5日午後までは、「他国の首脳は夫婦同伴で参加しないケースが多いという。(夫人の金潤玉氏を置いて)一人で行ってもいいのではないか」と話し、出席の方式まで議論していたという。しかし、同日午後、検察が金伯駿(キム・ベクチュン)元大統領総務企画官の控訴状に李氏を名指ししたことで、ムードが悪化した。6日には朴宰完、(パク・ジェワン)元大統領政務首席秘書やチャン・ダサロ元大統領総務企画官など核心参謀に対する家宅捜索や事情聴取が行われた。

このため7日にも、大統領府の意図をめぐって参謀間で激論が起こったという。参謀の中で強硬派は、「現政権の意図的に恥をかかせる行為」と主張し、穏健派は「大統領府と検察の不協和音ではないのか。私たちは予定通りに出席しなければならない」と主張した。

李政権で特任長官を務めた李在五(イ・ジェオ)元議員は、ラジオのインタビューで、「文在寅(ムン・ジェイン)大統領が韓秉道(ハン・ビョンド)大統領政務首席秘書官を送って丁重に招待すると言いながら、検察は『主犯』と規定したこの状況をどう処理するのか」と強い語調で述べた。

また、別の側近は、「まだ最終的に決定していない。しかし、大統領府と検察がそのような態度を見せるからといって、国民と共に祝う席を拒否することではないのではないか」とムードを伝えた。

検察の照準が李氏に向けられ、最大野党「自由韓国党」も深刻性を注視している。

検察出身のある議員は、「大統領府は李氏に会って別のことを言い、検察は強いて書かなくてもいい李氏関連の内容を控訴状に記載したことは理解できない」とし、「検察が一人で刀の舞いを踊り、それすら管理できないのが現政権の実状」と主張した。

これと関連して最近、自由韓国党の洪準杓(ホン・ジュンピョ)代表は韓秘書官に会った席で、「李元大統領には触れるな。もっと大きな副作用が起こるだろう。大統領に必ず伝えよ」と話したという。


崔瑀烈 dnsp@donga.com