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北朝鮮の黄炳瑞・総政治局長を解任、後任に金正覚・人民武力部長 国情院が国会に報告

北朝鮮の黄炳瑞・総政治局長を解任、後任に金正覚・人民武力部長 国情院が国会に報告

Posted February. 06, 2018 08:29,   

Updated February. 06, 2018 08:29

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の最側近とされていた黄炳瑞(ファン・ビョンソ)総政治局長が解任され、後任に金正覚(キム・ジョンガク)人民武力部長が任命されたと、国家情報院が5日、明らかにした。このため、8日の北朝鮮建軍節70周年の軍事パレードは金氏の指揮で行われるものと見られる。

国家情報院が同日、国会情報委全体会議でこのように報告したと、同委の姜碩鎬(カン・ソクホ)委員長らが伝えた。

国家情報院は会議で、「昨年10月から3ヵ月間、労働党組織指導部の主導で総政治局に対する検閲が行われた」とし、「検閲の結果、黄炳瑞氏が総政治局長から解任され、現在、高級党学校で思想教育を受けていると推測される。後任は金正覚氏」であると報告した。さらに、「総政治局第1副局長の金元弘(キム・ウォンホン)氏は解任・党除名の処分を受け、副局長の廉哲成(ヨム・チョルソン)、チョ・グクチン氏は降格となり、革命化教育を受けるなど、多くの幹部が解任または処刑された」と伝えた。国家情報院は、総政治局の組織副局長にはソン・チョルジュ氏、宣伝部局長にはリ・ドゥソン氏が任命されたようだと付け加えた。

総政治局長に任命された金正覚氏は、2011年12月、金正日(キム・ジョンイル)死去当時、遺体を運んだいわゆる「霊柩車7人衆」の一人である。翌年に人民武力部長になったが、2013年に名誉職の性格が強い金日成軍事総合大学総長に任命され、押し出されたという見方もあった。しかし、2014年12月、錦繍山(クムスサン)太陽宮殿に参拝する姿が確認されたことから復帰説が流れ、今回華やかに再起した。国家情報院は、軍事パレードと関連して、「昨年12月初めから平壌(ピョンヤン)美林飛行場で軍人1万2000人を動員して軍事パレードを準備しており、各種ミサイルが公開される可能性がある」と明らかにした。


ファン・インチャン記者 パク・ソンジン記者 hic@donga.com