Go to contents

駐韓米国大使が12ヵ月間空白、「光復」以来最長

駐韓米国大使が12ヵ月間空白、「光復」以来最長

Posted February. 02, 2018 08:45,   

Updated February. 02, 2018 08:45

한국어

駐韓米国大使に内定していたビクター・チャ戦略国際問題研究所(CSIS)韓国部長の起用が撤回され、駐韓大使のポストが12ヵ月間、空白状態を続けている。空白期間は1948年の政府樹立以来最も長い。1949年4月、初代駐韓米国大使にジョン・ジョセフ、ムチオ大使が赴任し、これまで22人が駐韓大使を務めた。ジェームズ・レーニー大使が1997年2月に離任した後、スティーブン・ボズワース大使が赴任する同年12月までの約10ヵ月間の空白が最も長かった。チャ氏の起用撤回後、新しい大使の候補内定、アグレマン(駐在国政府の同意)、上院の承認手続きなどを考えると、大使の空席状態がどれだけ長くなるか推し量れない状況だ。

米国大使の長期空席が議論になる国は韓国だけではない。米国の同盟国であるオーストラリアも米国大使が2月現在で17ヵ月間も空席のままで、先月には「外交的冒とく」論議が起こった。オーストラリアのティム・フィッシャー元副首相が米国に対して、「外交的侮辱に近い。何を言おうと我々は格下げられ、優先順位が後になっている」と述べ、論議が拡大した。

米CNN放送は先月31日、サウジアラビア、トルコ、ヨルダンなど米国の同盟国の数十か国で駐在大使が空席状態だと報じた。31日基準で米国の約30の主要外交ポストは指名すらされておらず、7つのポストは人選は終えたものの承認を待っている状態だ。国務省全体で見ると、次官6人中2人が内定を待っており、2ヵ所は指名者はいるが、承認が終わっていない。24の次官補ポストもほとんどが空席であったり代行が業務をしていると、CNNは伝えた。

北朝鮮関連の業務も支障が避けられない。駐韓米国大使だけでなく国務次官(軍縮・国際安全保障担当)、国務次官補(東アジア・太平洋担当)も内定はしたものの、上院の承認を終わらず、空席のままだ。


周成河 zsh75@donga.com