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平昌招待状を受け取った李明博氏、「いろいろ話があるが…」

平昌招待状を受け取った李明博氏、「いろいろ話があるが…」

Posted February. 01, 2018 09:28,   

Updated February. 01, 2018 09:28

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「いろいろな話があるが前向きに(出席を)考えてみる」

李明博(イ・ミョンバク)元大統領は31日、韓秉道(ハン・ビョンド)大統領政務首席秘書官が伝えた文在寅(ムン・ジェイン)大統領の平昌(ピョンチャン)冬季五輪の招待状を受け取り、このように話した。ソウル江南区(カンナムク)の李氏の事務室に訪れた韓氏が招待状を伝え、「文大統領が丁重に礼節を持って訪ね、李元大統領夫妻を招待するよう言われた」と伝えたところ、このように明らかにしたのだ。李氏は公開面談では「大韓民国が和合し国の品格を高める良い機会なので、政府が(五輪を)成功裏に開催しなければならない」との言葉も伝えた。

しかし、李氏の表情はそれほど明るくなかった。韓氏が文氏の招待状を渡すと、「招待状が来たので見るか」と言ってしばらく開いて見た後で、すぐに招待状を封筒に入れた。

李氏が言及した「いろいろな話」とは、積弊清算の捜査に対する李氏の不快な心境を迂回的に表現したものと見られている。李氏は最近、特殊活動費に対する検察捜査について、「盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の死に対する政治報復」と述べ、文氏が「怒りを禁じ得ない」と反発するなど、前・現職大統領間の葛藤は最高潮に達した。

一部では、北朝鮮の平昌五輪参加に対して保守層が反発している中、李氏の五輪出席を誘導して統合効果を強調しようとしたという見方もある。李氏のある参謀は、「検察捜査はそのまま進めて五輪に来てくれと言うのでは、純粋性が疑われる」と指摘した。

大統領府はこのような解釈に線を引いている。李氏の招待は文氏の指示によるという。一部の参謀が「野党が『ショーをしている』と批判する可能性がある」と反対したが、文氏は「李元大統領は五輪誘致に努力された。政治的状況を理由に招待しなくていいものだろうか」と話したという。

韓氏は、李氏と20分ほどの非公開面談を終えた後、「李氏が出席すると約束した」とし、「李氏が『政府がうまくいくと良い。統合し、和合し、上手くやってほしい』と話した」と伝えた。


朴訓祥 tigermask@donga.com