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南北実務接触、「北朝鮮の北ホームグラウンド」統一閣で

南北実務接触、「北朝鮮の北ホームグラウンド」統一閣で

Posted January. 15, 2018 10:07,   

Updated January. 15, 2018 11:59

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15日、北朝鮮芸術団の派遣を協議するための南北実務接触は、板門店(パンムンジョム)の「統一閣」で開かれる。韓国と北朝鮮はこれまでの慣例により交代で会談を行う。9日の南北高官級会談が板門店内の韓国の「平和の家」で開かれたため、次回は北朝鮮側会の統一閣で開かれる。

 

統一閣は、共同警備区域(JSA)の北朝鮮側地域に建てられた地上1階、地下1階、全体規模が1500平方メートルの建物だ。「統一閣」という名前は、1985年に金正日(キム・ジョンイル)総書記が直接つけたという。2012年、内部工事中に火災が起きた時は、開城(ケソン)工業団地の消防車が消火にあたった。

9日の会談では韓国に「ホームグラウンド」の利点があった。南北会談の本部状況室と大統領府は、平和の家に設置された監視カメラを通じて北朝鮮側代表団の微妙な表情の変化までリアルタイムで見ることができた。15日は状況が逆転する。北朝鮮が統一閣の監視カメラを通じてその利点を得る。韓国は韓国側状況室で会談場の会話だけ音声で確認し、リアルタイムでソウルに伝える。政府筋は、「統一閣の監視カメラの画質や機能は韓国側に劣らないようだ」と話した。

今回の実務接触は議題が制限されているので、時間は長くかからないものと見える。ただ、北朝鮮側が費用の問題など「突発議題」を取り出す場合は長引く可能性もある。

一方、北朝鮮の労働新聞は14日、「今後南北関係がどの方向に進むかは、南朝鮮当局が民族的和解と統一の雰囲気づくりのためにどのように努力するかにかかっている」と主張した。また、「私たちの積極的な努力に(韓国が)誠実に応えなければならない」とし、最近主張している「わが民族同士」の原則を再度強調した。



申晋宇 niceshin@donga.com