グアムのアンダーソン基地から参加したB1Bは、F22、F35A・Bなど米空軍ステルス戦闘機と韓国空軍のF15K戦闘機約10機とともに爆弾投下演習を実施した。有事の際、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権の指揮部と核・ミサイル基地を同時に攻撃するための演習だ。2機のF15Kは、MK82爆弾4発を実際に投下した。B1Bとステルス戦闘機は、標的の位置確認と攻撃の作戦手続きなどを点検したという。軍消息筋は、「特に火星と北極星系の中長距離ミサイルの移動式発射台(TEL)の基地や指揮所などを『核心ターゲット』に想定して演習が行われた」と伝えた。最近、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」挑発に対抗して、武力衝突初期に、B1Bとステルス戦闘機で北朝鮮の中長距離ミサイルの本拠地を攻撃する内容に主眼点を置いたということだ。「死の白鳥」と呼ばれるB1Bは、長距離空対地ミサイル(射程370キロ以上)24発を装着可能だ。B1B2機で約50ヵ所の敵の標的を同時に破壊できる。
尹相虎 ysh1005@donga.com