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新任政務首席に韓秉道氏が「内部昇進」

Posted November. 29, 2017 09:34,   

Updated November. 29, 2017 10:14

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領は28日、新大統領政務首席秘書官に韓秉道(ハン・ビョンド)政務秘書官(50・写真)を昇進任命した。田炳憲(チョン・ビョンホン)前政務首席が収賄容疑で辞任してから12日ぶりのことだ。

韓氏は円光(ウォングァン)大学総学生会長出身で、全羅北道益山(チョルラブクト・イクサン)で第17代国会議員を務めた代表的親文系(文在寅大統領系)の運動家出身だ。 2004年の第17代総選挙で、弾劾逆風により、与党「共に民主党」の前身であるヨルリンウリ党が圧勝したとき、30代で初当選した。しかし第18、19、20代の総選挙では、党内予備選挙で相次いで民主党の李春錫(イ・チュンソク)事務総長(益山甲)に敗れ、第20代総選挙では、隣の選挙区(益山乙)に移して出馬したが落選した。野人として盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団諮問委員、韓明淑(ハン・ミョンスク)元民主統合党代表政務特補など親文陣営で活動した。 2012年の大統領選挙と今回の大統領選挙で文大統領の中心参謀として活動した。

特に、今回の大統領選挙では全国を回りながら、文大統領の支援組織の構成を取り仕切った。親文系の関係者は、「組織総括は盧英敏(ノ・ヨンミン)駐中大使が担当したが、現場の実務は韓氏の役目だった。お酒が全く飲めない韓氏が組織管理で手腕を発揮しているのが不思議だという声もあった」と伝えた。同日指名を受けた韓氏は、記者団に対して「酒を1本も飲めないので『ハンビョンド(1本もという意)』だ」と語った。韓氏は、「韓国・イラク友好財団」を設立して、最近まで理事長を務めるほど、中東地域に関心が高い。

大統領府は、外部から適当な候補群を見つけることができず、先週末から内部昇進に方針を決めた。文大統領は、同じ初当選議員出身である陳聲準(チン・ソンジュン)政務企画秘書官と韓氏を巡って苦心した末、韓氏を指名した。大統領府の関係者は、「業務の継続性と実務型人物ということに重点を置いた。文大統領の意中をよく知っていながら、野党と継続的に交流してきたことが人選の背景となった」と説明した。韓氏は、大統領府入り後、野党への説得業務を担当した。韓氏は、「ねじれ国会の中で重責を担うことになり、肩が重い。より謙虚な姿勢で働きたい。もっと疎通し、対話する政務首席になりたい」と語った。

ただし政務首席が3回当選の院内代表出身から初当選議員出身に変わったことにより、重量感が弱まったという指摘も出ている。政務首席は、大統領府の最先任首席だが、韓氏は首席級参謀の中では最も若い。



韓相準 alwaysj@donga.com