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脱北の北朝鮮元公使、「北朝鮮、二重凍結カードで韓国に圧力」

脱北の北朝鮮元公使、「北朝鮮、二重凍結カードで韓国に圧力」

Posted November. 22, 2017 08:09,   

Updated November. 22, 2017 08:53

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、来年2月の平昌(ピョンチャン)冬季五輪に前後して韓米合同軍事演習を中止すれば、核実験やミサイル発射を中止するという、いわゆる「二重凍結」カードで韓国政府に圧力をかけるだろうと、昨年韓国に亡命した元北朝鮮駐英公使の太永浩(テ・ヨンホ)国家安保戦略研究院諮問研究員が主張した。

太氏は、米国が9年ぶりに北朝鮮をテロ支援国に再指定した21日、東亜(トンア)日報の単独インタビューで、「金委員長が新年の辞などを通じて、平昌五輪を平和に行うことを望む韓国の弱点につけこんで、韓米合同軍事演習中止カードを突きつけるだろう」とし、このように述べた。また、「金委員長は、核・ミサイル開発の完了のために来年中に7回目の核実験と核弾頭大気圏再突入を証明する大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射が必要であり、このため国際社会における大義名分のためにこのように提案するだろう」と見通した。ただ、年末までは戦略的挑発はなく、米国との対話を断った状態で時間を引き延ばすと見通した。

太氏は、金委員長が中国の習近平国家主席の特使、宋濤・党対外連絡部長に会わなかったことも、来の追加挑発計画の信号と解釈した。太氏は、「宋氏が核実験やミサイル発射の中止を求める習氏のメッセージを伝えることは明らかと考えたのだろう」とし、「制裁を強化した中国を非難してきたため、宋氏に会って歓待することは幹部や住民に対する内政を考えれば、難しかったのだろう」と分析した。



申錫昊 kyle@donga.com · 韓基渽 record@donga.com