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北朝鮮産のミネラルウォーター、宗教団体の搬入申請を統一部が承認

北朝鮮産のミネラルウォーター、宗教団体の搬入申請を統一部が承認

Posted November. 16, 2017 09:15,   

Updated November. 16, 2017 09:15

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政府が韓国内のとある宗教団体が提出した「無償寄付証書」一枚だけを信じて、7年ぶりに北朝鮮産ミネラルウォーターの搬入を認めたことが確認された。

統一部は15日、北朝鮮の「金剛山(クムガンサン)の湧水」「カンソ薬水」など、計4万6000本(500ミリリットル入り)の持ち込み許可を要請した檀君(タングン)民族平和統一協議会(以下、檀統協)の申請を1日、条件付きで承認したことが後になって分かった。2010年の天安(チョンアン)艦沈没事件以降、5・24措置で北朝鮮物品の搬入が禁止されている状況で、異例の決定を下したことになる。

統一部は、「対北朝鮮制裁とは関係のない宗教的目的の搬入であり、民間レベルの交流協力推進のレベルで承認した」と説明した。この団体は20日、ソウルなどで開かれるイベントに、該当ミネラルウォーターを祭壇に捧げる用途などに使用し、残りのものは会員らに無償で配る予定だ。

これに先立って壇統協は9月末、北朝鮮側の檀君民族統一協議会にミネラルウォーターの支援を要請した。北朝鮮からの直接配送が不可能になると、北朝鮮産ミネラルウォーターの中国内での版権を持つとある朝鮮族貿易商を通じて韓国への搬入を試みた。ミネラルウォーターは現在、仁川(インチョン)港で通関を待っている。

約800万ウォンのミネラルウォーターの代金が、既に北朝鮮に流れたかどうかは不明である。統一部は、寄付証書だけを根拠に「無償提供」であることを明らかにした。該当朝鮮族や壇統協が北朝鮮に対価を支払ったのかは確認できなかった。統一部は「確認を行いたい」と明らかにした。



黃仁贊 hic@donga.com