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軍、北の迎撃ミサイル妨害装置の試験に成功

軍、北の迎撃ミサイル妨害装置の試験に成功

Posted September. 28, 2017 08:57,   

Updated September. 28, 2017 09:48

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有事の際、対北朝鮮斬首作専用特殊航空機に搭載する敵のミサイルをかく乱する装置が、性能試験に成功したことが分かった。
27日、軍筋によると、国防科学研究所(ADD)は7月と8月京畿アンフン試験場で、「指向性赤外線妨害装置(DIRCM=Directional Infrared Counter Measures)」の性能テストを実施した。航空機に搭載されるDIRCMは、敵が発射した迎撃ミサイルの赤外線誘導装置を妨害(ジャミング・Jamming)する電波を発射し、ミサイルを経路から外させる。今回の試験ではこの装置を搭載した飛行体に向けて、何発も迎撃ミサイルが発射されたが、目標に当てることができず、墜落したという。この装置は、ADDとハンファシステムが共同開発している。
軍は来年中にこの装置の開発が完了すると、C-130輸送機を改造した特殊浸透機に搭載する計画だ。斬首作戦の部隊員らを乗せた特殊浸透機が、きめ細かく張り巡らされた北朝鮮の防空網を避けて、北朝鮮の首脳部が位置する地域まで進入できる能力を持つようになる。2011年、米特殊部隊が9・11テロを起こしたアルカイダの指導者「オサマ・ビンラディン」を除去(排除)する際もDIRCMが搭載された航空機が侵入作戦に活用された。
軍関係者は、「米国など一部の軍事大国が保有しているDIRCMと関連技術の確保が可視化されたという点で意味が大きい」とし、「追加の性能試験などを経て、可能な限り戦力化を早める方針だ」と話した。また、軍は、北朝鮮斬首作戦を担当する部隊(特任旅団)も12月1日の創設を目指して、編成作業を進めている。



ユン・サンホ軍事専門記者 ysh1005@donga.com