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文大統領「韓米同盟、鉄石のように固い」

文大統領「韓米同盟、鉄石のように固い」

Posted September. 20, 2017 09:29,   

Updated September. 20, 2017 09:49

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、北朝鮮核問題に対する韓米協力について、「むろん韓国と米国の立場は完璧に同じにはなれない。(しかし)実に鉄石のように固い」と強調した。北朝鮮核問題の解決策で「コリア・パッシング(韓国素通り)」など韓米間で意見の相違があるのではないかという一部の憂慮と指摘に反論したのだ。

国連総会に出席するために米ニューヨークを訪問中の文大統領は18日(現地時間)、在米韓国人との同胞懇談会で、韓米対立を憂慮する出席者の質問に「まったくそうではない」と答え、このように強調した。文大統領は、「今、韓米同盟そのものでも、また北朝鮮の核やミサイル挑発への対応でも、韓米協力は実に鉄石のように固い」と主張した。

文大統領は、韓米自由貿易協定(FTA)、在韓米軍駐留経費の負担増など両国の意見が食い違う事案についても言及した。文大統領は、「在韓米軍基地の場合、韓米合同の利益があるが、駐留経費をもっと負担せよ、いや(韓国が米国に今払う負担金で)十分だという議論はあり得る」とし、「FTAをめぐっても互いに有利になるようにするという論議はあり得、この程度の立場の違いは当然のことであり自然なことだ」と述べた。また、「このような立場の違いは、韓米関係をより健全に発展させることに役立つ」と肯定的に評価した。北朝鮮核問題では米国と協力するが、FTAなどをめぐっては堂々と米国と交渉する考えを示したのだ。

また文大統領は、「対等な韓米関係」も強調した。文大統領は、「韓米同盟は堅固なので心配せず、韓米関係を一方的な関係から韓国も役割を果たす対等な関係に発展させている」とし、「過去には全面的に米国に任せて韓国はついて行くだけだったが、今は韓国が国連安全保障理事会の決議が通過するよう一役買っている」と強調した。就任以来、強調している「韓半島運転席論」の延長線上の発言だ。

一方、文大統領は同胞懇談会での挨拶で、「今回の国連総会の出席を通じて、北朝鮮核問題の抜本的な解決に向けた案を国際社会の指導者と重点的に協議する」とし、「同胞の皆さんも安心できるよう険しい道だが平和に向けてあらゆる努力を尽くす」と述べた。

同胞懇談会を最後にニューヨーク訪問初日の日程を終えた文大統領は、19日に国連総会の開幕式に出席した後、メイ英首相、バッハ国際オリンピック委員会(IOC)委員長と会談した。



ニューヨーク=ムン・ビョンギ記者 ハン・サンジュン記者 weappon@donga.com · alwaysj@donga.com