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国民の党、与党代表の「ぐずり」発言に陳謝要求し与党との協議を拒否

国民の党、与党代表の「ぐずり」発言に陳謝要求し与党との協議を拒否

Posted September. 15, 2017 09:01,   

Updated September. 15, 2017 09:43

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大法院長に内定した金命洙(キム・ミョンス)氏の任命同意案処理に対してキャスティングボートを握っている国民の党が与党共に民主党の秋美愛(チュ・ミエ)代表などが国民の党に対して「ぐずり」「積弊連帯」と発言したことに反発し、金氏の任命同意案処理のために議論を全面的に中止させた。

国民の党は14日、議員総会を開き、民主党の秋美愛代表と禹元植(ウ・ウォンシク)院内代表が謝らなければ、どんな政治交渉にも応じないことを決めた。国民の党の院内報道担当の崔明吉(チェ・ミョンギル)議員が明らかにした。国民の党の議員たちは、中小ベンチャー企業部長官に指名されたパク・ソンジン氏に対する大統領府の指名撤回と金命洙氏任命同意案の採決を結びつけないことにした。

国民の党の金東喆(キム・ドンチョル)院内代表は、秋代表の発言に対し「市井の無頼漢レベルの妄言だ。私たちが、いつ兄弟だったというのか。民主党の派閥覇権主義こそ清算するべき積弊」だと批判した。同党議員の一人は、「禹院内代表に対しては野党の協力を取り付けようと努めたことが認められるが、秋代表と大統領府は一体何をしているのか」と話した。

政界では秋代表の「頭切り」発言のシーズン2が始まったという言葉まで出た。秋代表は、国民の党が文在寅(ムン・ジェイン)大統領の長男、ジュンヨン氏を取り巻く疑惑情報提供事件で検察の捜査を受けていた今年7月、「党の選対委員長だった朴智元(パク・チウォン)元代表、大統領候補だった安哲秀(アン・チョルス)氏が知らなかったというのは、尻尾きりではなく『頭切り』だ」と発言した。国民の党は、この発言に反発して国会日程を拒み、任鍾晳(イム・ジョンソク)大統領秘書室長の「代行陳謝」を受け入れて国会に復帰した経緯がある。

このため、与野党間の協議中止が長引けば、梁承泰(ヤン・スンテ)大法院長の任期満了(24日)まで大法院長任命案の採決が見送られる可能性も排除できない状況だ。そうなれば、憲法裁判所に続き大法院の首長までが空席となる初の事態が生じることになる。



張寬錫 jks@donga.com · 崔고야 best@donga.com