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韓国軍、誘導ミサイル「タウルス」の初試射に成功

韓国軍、誘導ミサイル「タウルス」の初試射に成功

Posted September. 14, 2017 09:08,   

Updated September. 14, 2017 09:19

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空軍が13日、西海(ソヘ、黄海)上空で長距離空対地ミサイル「タウルス」の初の発射実験に成功したことを明らかにした。タウルスは、有事の際に大田(テジョン)以南の上空から発射しても、平壌(ピョンヤン)の北朝鮮指導部や主要な核・ミサイル基地を攻撃でき、キルチェーン(Kill Chain)の核心戦力に挙げられる。

空軍によると、12日、忠清南道(チュンチョンナムド)の泰安(テアン)半島付近の西海上空のF15K戦闘機から発射されたタウルスは、約400キロ飛翔した後、全羅北道(チョンラプクト)の群山(グンサン)近海の直島(チクト)射撃場に設置された標的に命中した。約1.5キロの高度で発射されたタウルスは、独自の誘導航法装置で仮想の敵の防空網を避け、低高度で高速巡航した後、目標物を1メートル以内の誤差で破壊したと、空軍は伝えた。タウルスの最大射程距離は500キロを超えるが、射撃場の安全と周辺の環境を考慮して400キロに縮めたという。

空軍関係者は、「北朝鮮の稠密な防空網を突き抜け、核心施設を攻撃するタウルスの実戦能力が立証された」とし、「ソウル付近から発射すれば15分以内に北朝鮮全域の主要標的を攻撃できる」と強調した。

ステルス技術が適用されたタウルスは、北朝鮮軍のレーダーに探知される可能性が低く、二重弾頭が装着され、同種の別のミサイルより貫通力が2倍ほど優れる。鉄筋コンクリートは3メートル、通常の地上の建物は8メートルの深さまで突き抜けるバンカーバスター級の威力を備えた。また、三重の誘導装置を搭載し、北朝鮮軍の衛星測位システム(GPS)かく乱攻撃も避けることができる。軍は、年末までにドイツの製造元から約170機を導入・配備し、来年にさらに90機導入する計画だ。



尹相虎 ysh1005@donga.com