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何もなかったかのように…金正恩氏が84日ぶりに国民指導

何もなかったかのように…金正恩氏が84日ぶりに国民指導

Posted September. 13, 2017 09:51,   

Updated September. 13, 2017 09:56

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、島の分校や山の奥地などの辺境地の教師たちに会って記念写真を撮ったと、朝鮮中央通信が12日付で報じた。

11日、北朝鮮に対する石油輸出の制限など国連の新たな制裁案が外信を通じて伝えられたが、北朝鮮は特に反論せず、「日常業務」を遂行する金委員長の姿を報じたのだ。金委員長の国民指導は6月20日に歯科衛生用品工場の現場指導以来、84日ぶり。

朝鮮中央通信によると、金委員長は「誰が見ようが見まいが、認めようが認めまいが、祖国の未来に責任を負う教員革命家としての美しい良心と身を呈する人々の純潔な愛国心に頭が下がる」と述べた。5日、平壌(ピョンヤン)青年中央会館で、彼らを祝う会が開かれた。また、在日本朝鮮民主女性同盟結成70周年を迎え、金委員長による宴会が前日、人民文化宮殿で行われた。

国連の新たな制裁に対する北朝鮮の反応に世界が注目する状況で、金委員長は何もなかったかのように国民を指導する姿で「虚勢」を張っているという分析が出ている。

専門家たちは、「生命線」である石油が制裁目録に初めて含まれ、北朝鮮が感じる圧迫感は大きいと見ている。世宗(セジョン)研究所統一戦略研究室の鄭成長(チョン・ソンジャン)室長は、「石油の減少で軍事訓練の縮小が予想されるうえ、民間の運送にも影響を及ぼし、経済成長率が再びマイナスに転じる可能性がある」と見通した。

 

北朝鮮が、新たな国連制裁が採択される場合、強力な挑発を何度も予告したため、太平洋に弾道ミサイルを正常角度で発射するなど挑発に出る可能性が高い。朝日新聞は12日付で、金委員長が制裁案の通過後、日米韓に対するサイバー攻撃を準備せよとの指示を軍偵察総局に下したと報じた。



黃仁贊 hic@donga.com · 張源宰 peacechaos@donga.com