Go to contents

文大統領と安倍首相、「対話よりも最大限の制裁」で一致

文大統領と安倍首相、「対話よりも最大限の制裁」で一致

Posted September. 08, 2017 07:49,   

Updated September. 08, 2017 08:58

한국어

文在寅(ムン・ジェイン)大統領と安倍晋三首相が、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の「核暴走」に対抗して、「今は対話よりも最大限の制裁と圧力を強化しなければならない」との認識で一致した。

 

両首脳は7日午前、第3次東方経済フォーラムが開かれるロシア・ウラジオストクで首脳会談を行い、このような方針を確認したと、尹永燦(ユン・ヨンチャン)大統領国民疎通首席秘書官が明らかにした。尹首席秘書官は、「両首脳がより強力な対北制裁が含まれた国連安全保障理事会決議案を推進するうえで協力することを確認した」とし、「特に、北朝鮮への石油の輸出停止に向けて中国とロシアが制裁に参加するよう最大限説得していくことで意見が一致した」と明らかにした。安倍首相は同日午後、ロシアのプーチン大統領との首脳会談でも、石油の輸出停止を要請した。

 

文大統領は、「北朝鮮が核とミサイルを放棄するよう制裁と圧力を最大限に加える一方、窮極的に平和的な方法で問題を解決しよう」と呼びかけた。これに対して安倍首相は、「前回の国連安保理決議で北朝鮮が追加挑発に踏み切る場合、新たな決議案を採択することで合意したため、さらに強力な内容が含まれるよう中国とロシアを説得していく」と述べた。尹首席秘書官は、日韓の過去の問題について、「両首脳は、北朝鮮の核とミサイル挑発で北東アジアの緊張が高まる状況で、両国が過去の問題を安定的に管理し、未来指向的かつ実質的な交流と協力を強化していくことで合意した」と明らかにした。

一方、文大統領は同日、東方経済フォーラムの基調演説で、「北東アジア国家が協力して極東開発を成功させることは、北朝鮮の核問題を解決するもう一つの抜本的な解決法」とし、「新北方政策」を強調した。また、文大統領は、ガス、鉄道、港湾、電力、北極航路、造船、雇用、農業、水産の9つの分野で韓国とロシアの協力を強化する「9つのブリッジ(橋)戦略」も発表した。



韓相準 alwaysj@donga.com