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THAAD発射台4基、きょう星州に追加配備

THAAD発射台4基、きょう星州に追加配備

Posted September. 07, 2017 09:22,   

Updated September. 07, 2017 09:50

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軍当局は7日、高高度防衛ミサイル(THAAD)の残り発射台4基を慶尚北道(キョンサンブクト)の星州(ソンジュ)基地に配備する。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)が大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の火星14型を発射(7月28日)した翌日に文在寅(ムン・ジェイン)大統領が残りTHAAD発射台の早期(臨時)配備を指示したときから1ヵ月あまりが過ぎて実現した。

これでTHAADは今年3月に一部装備(発射台2基など)が京畿道平沢市(キョンギド・ピョンテクシ)の烏山(オサン)空軍基地を通じて韓国に展開されてから6ヵ月ぶりに1個砲隊(発射台6基、探知レーダー、交戦統制所など)の配備を完了することになる。

6日、軍当局によると、在韓米軍のキャンプカロル(倭館)基地に保管してきたTHAAD発射台4基を積んだ大型トラックと支援車両20台あまりが6日夜12時から7日未明にかけて、星州基地に移動配備される。軍当局は、THAAD発射台が移動する過程で、反対する住民や市民団体の抗議デモと衝突することを恐れ、警察に協調を要請したという。軍関係者は、「地元住民とメディアなどに発射台の配備計画や日程を事前に通知する方針だ」と話した。

在韓米軍はTHAAD発射台4基の配備が終了する次第、THAAD装備の安定的な運用のための基地の補強工事に着手する方針だ。発射台の支持台をコンクリートに差し替え、基地内の電気施設や道路の開設、運用兵力宿舎の工事などが行われる。

これに先立ち、文大統領は4日、トランプ米国大統領との電話会談で、THAAD配備をできるだけ迅速に完了する考えを示した。軍関係者は、「THAAD発射台の配備は水素爆弾級の6回目の核実験など金正恩の核挑発に対する強力な同盟の意志を示したもの」と話した。

一方、北朝鮮の6回目の核実験を受けて、中国軍の動きが尋常でない。中国空軍は5日、北朝鮮と向かい合っている西海の渤海湾で初めて奇襲攻撃してきたミサイルを撃ち落す訓練を実施した。核兵器やBC兵器に対応した防護訓練も同時に実施した。北京など首都圏を防衛する中国軍中部戦区は、北部地域で趙長距離地対地ミサイルを発射トラックに取り付ける訓練模様を公開した。



ユン・サンホ軍事専門記者 北京=ユン・ワンジュン特派員 zeitung@donga.comysh1005@donga.com