先月30日に趙潤済(チョ・ユンジェ)駐米大使、盧英敏(ノ・ヨンミン)駐中大使、李洙勲(イ・スフン)駐日大使の内定を発表したのに続き、駐ロ大使まで内定し、韓半島周辺4強大使の人選を完了した。これで新政府の初代4強大使はいずれも非外交官試験出身で、大統領選で文大統領の手伝った側近たちが布陣することになった。
禹潤根氏は国会議員当選3回(17~19代)を経験した代表的な親文系だ。文大統領が2015年に新政治民主連合代表を務めたとき、院内代表として息を合わせた。昨年4月の総選挙では文大統領が禹氏の選挙区(全羅南道光陽-谷成-求礼)を駆けつけて応援したが落選した。
禹氏は2006年に、ロシアのサンクトペテルブルク大学大学院政治家を卒業し、ロシア語でのコミュニケーションに不自由がないという。弁護士だった1990年後半には駐韓ロシア大使館の法律顧問をするなど政界ではロシアに詳しい政治家として知られている。
柳根亨 noel@donga.com