Go to contents

B1B戦略爆撃機とF35Bステルス戦闘機、初めて韓半島に同時出撃

B1B戦略爆撃機とF35Bステルス戦闘機、初めて韓半島に同時出撃

Posted September. 01, 2017 07:49,   

Updated September. 01, 2017 07:56

한국어
「死の白鳥」と呼ばれるB1B戦略爆撃機と最新鋭のF35Bステルス戦闘機が31日、初めて韓半島に同時出撃し、韓国軍の主力戦闘機F15Kと合同作戦を実施した。北朝鮮が中距離弾道ミサイル「火星(ファソン)12]挑発を行って2日後に、さらに挑発した場合、圧倒的な韓米の空中戦力で北朝鮮の主要施設を焦土化できるということを見せつけたのだ。

31日、軍当局によると、同日午後、韓半島には日本の岩国基地から出発した米海兵隊F35B4機とグアムのアンダーソン基地から出撃したB1B2機など世界最強の空中戦力が集結した。B1Bは先月8日に出撃して以来23日ぶりに、F35Bは4月に韓半島に初めて展開して以来4ヵ月ぶりに姿を現わした。さらに大邱(テグ)第11戦闘飛行団から出撃したF15K4機も合流し、韓米の核心空中戦力が一ヵ所に集まった。

爆撃機と戦闘機12機が編隊を成して向かったのは、江原道の必勝射撃場上空。B1B2機は2000ポンド(約907キロ)級の1発の無誘導爆弾MK84を、F15K4機のうち2機は500ポンド(約227キロ)級の6発の爆弾MK82を金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の執務室など北朝鮮の核心施設を仮定した標的に順に投下した。さらに、F35B4機のうち2機は1000ポンド(約454キロ)級の統合直接攻撃弾(JDAM)GBU32を2発投下し、標的をせん滅させた。計18発の爆弾がリルー式に投下され、標的は跡形もなく焦土と化した。特に、先端航法電子戦装備が搭載されたスマート爆弾GBU32は、最大250キロの距離からでも金委員長の執務室を3メートル内の誤差で攻撃でき、金委員長の地下バンカーまで破壊できる。

戦略爆撃機とステルス戦闘機が一度に出撃し、同時に実弾爆撃訓練をするのは初めて。北朝鮮が先月29日、「火星12]を発射して日本上空を通過させ、グアムなど太平洋への挑発を示唆したことで、韓米両国が軍事的圧力の強度を最高値まで引き上げたのだ。空軍は、「今回の訓練は、北朝鮮の度重なる弾道ミサイルの発射と核兵器開発に強硬に対応するためのもの」とし、「B1Bの迅速な長距離爆撃能力とF35Bの侵入・攻撃能力、F15Kの強力な攻撃能力を見せつけた」と強調した。

軍関係者は、「B1B出撃など米戦略資産の単独展開が与える北朝鮮への警告の効果が弱まったという指摘があった」とし、「北朝鮮の挑発局面がいつよりも厳重なため、米国も戦略資産をより攻勢的に運用する方針だ」と明らかにした。



孫孝珠 hjson@donga.com