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南北会談に応じない北朝鮮、27日にミサイル挑発か

南北会談に応じない北朝鮮、27日にミサイル挑発か

Posted July. 27, 2017 09:10,   

Updated July. 27, 2017 09:16

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北朝鮮が期限の27日(休戦協定締結64周年)まで無応答で一貫し、政府の軍事当局会談の提案は失敗に終わった。北朝鮮が27日にミサイル挑発まで強行する場合、文在寅(ムン・ジェイン)政府の対北対話の基調は困難になるだろうという観測が流れている。

大統領府と軍当局は最近、平安北道亀城(ピョンアンプクト・クソン)付近で確認された北朝鮮のミサイル発射の兆候を注視している。特に、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長がミサイル発射実験場の付近に移動したという情報もある。軍消息筋は26日、「金委員長の専用車両と北朝鮮軍指揮官を乗せた車両の動きも確認された」とし、「ミサイル発射の準備を事実上、終えたようだ」と話した。また別の関係者は、「亀城付近で弾道ミサイルを積んだ移動式発射台(TEL)とミサイル追跡レーダーの活発な動きが感知されている」と伝えた。

北朝鮮が「戦勝節」と呼ぶ27日に合わせて金委員長が参観する中、大陸間弾道ミサイル(ICBM)級「火星(ファソン)14」を発射する可能性が高いと軍は見ている。7月4日に続き再びICBMを発射して米本土に対する核攻撃能力を誇示し、内部の結束を図るという話だ。今回の発射を通じて、ICBM開発の最終関門である再突入技術を立証するものと見られている。

政府は17日に軍事境界線(MDL)付近での敵対行為の中止を話し合うための軍事会談を北朝鮮に提案し、21日までに返答するよう要請した。応答がなかったため、期限を27日まで延期した。しかし、北朝鮮が応答せず、ミサイル挑発を強行する動きを見せたため、政府は困惑したムードだ。政府関係者は、「北朝鮮が提案に答えず、ミサイル発射の兆候まで見せ、もどかしい状況だ」とし、「関連の動きを綿密に監視し、北朝鮮の応答を最大限待つほかない」と話した。

「ベルリン構想」を基盤とした対北対話の基調を強調した文在寅大統領としては、北朝鮮が挑発に出る場合、効果的な対応が難しいという指摘もある。軍当局者は、「北朝鮮が最後まで対話に応じず、高強度な挑発で緊張を高める場合、政府の対北基調の変化は避けられないだろう」と強調した。



윤상호군사전문기자 hjson@donga.comysh1005@donga.com