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大統領府「キャビネット文書、これ以上公開しない」

大統領府「キャビネット文書、これ以上公開しない」

Posted July. 22, 2017 09:43,   

Updated July. 22, 2017 09:49

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大統領府が、朴槿恵(パク・クンへ)政府時代に作成されたと推定されるいわゆる「キャビネット文書」について、これ以上公開をしない方針を明らかにした。

大統領府関係者は21日、「発見された文書のうち公開できる文書はほとんど発表した」とし、「残った文書は国家安保室関連の文書で、外交・安保に関する内容なので公開することは望ましくないと判断した」と明らかにした。

 

大統領府はこれまで、政務首席室や国家安保室、国政状況室のキャビネットなどで、主に朴槿恵政府や大統領府が作成した文書を大量に発見し、このうち約800件の分析を終え、3度にわたって違法の可能性が高い指示事項を含む文書の主要内容を発表した。大統領府は当初、残る文書も分析を終えれば発表する予定だったが、内容がすでに発表した文書と重なるうえ、安保室の文書は相当数が保安文書であるため、発表しないことで意見がまとまったという。安保室の文書には、日韓慰安婦合意や在韓米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備に関する敏感な懸案が含まれている可能性が高いという。

「キャビネット文書」の発表をめぐって野党が「政治報復ショー」と攻勢をしかけていることも影響を及ぼしたと見える。大統領府内部でも文書公開に批判的な意見が少なくなかったという。追加補正予算の編成などで国会との協力が必要な時に、文書を公開して政局を膠着化させる必要はないということだ。



문병기 ムン・ビョンギ記者 weappon@donga.com