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北朝鮮、南北軍事・赤十字会談提案に反応せず

北朝鮮、南北軍事・赤十字会談提案に反応せず

Posted July. 22, 2017 09:43,   

Updated July. 22, 2017 09:51

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韓国の軍事当局・赤十字会談の提案に北朝鮮が反応を示さず不発となったことを受け、国防部が21日、北朝鮮側に早急な応答を再度求めた。

文尚均(ムン・サンギュン)国防部報道官は、21日に発表した「南北軍事当局会談提案に関する立場」で、「南北間の軍事緊張の緩和と軍事分野の対話チャンネルの復元は、韓半島の平和・安定に向けた非常に緊急な課題」とし、「北朝鮮側が速やかに提案に応答することを再度求める」と明らかにした。また、「国防部は17日、軍事境界線(MDL)での一切の敵対行為の中止に向けた南北軍事当局会談を21日、板門店(パンムンジョム)の北朝鮮側地域の統一閣で開催することを提案した」とし、「しかし北朝鮮側が現在まで立場を明らかにせず、会談の開催は難しくなった」と明らかにした。

軍は、21日までに西海(ソヘ・黄海)地区の軍の通信線を修復して応答することを北朝鮮側に要請したが、何の返事もなかった。文報道官は、「(文在寅大統領がMDLでの敵対行為の中止を提案した)27日(休戦協定記念日)までは提案が有効だ」と説明した。李有振(イ・ユジン)統一部報道官は、「北朝鮮側の公式の反応がない状態で、追加提案の計画はない」と強調した。

一部の専門家は政府の対北基調について、得るものよりも損失の方が大きいと指摘した。韓半島未来フォーラムの千英宇(チョン・ヨンウ)理事長は、「政府が全く可能性のない時期を選んで会談を提案した」とし、「(国際社会に)不誠実な政府に映り、会談を請う卑屈な姿だけを見せた」と批判した。ミン・ビョンウォン梨花(イファ)女子大教授は、「突然贈り物を突きつければ、今後北朝鮮がより多くを要求する余地が生じるだろう」と憂慮した。

一方、曺東昊(チョ・ドンホ)梨花女子大教授は、「北朝鮮問題を韓国が主導するという信号を国際社会に十分に伝えた」と指摘した。梁茂進(ヤン・ムジン)北朝鮮大学院大教授は、「『ベルリン構想』で明らかにした大統領の意志を関係省庁に具体的な実践課題の形で提案したことは意味が大きい」と評価した。



윤상호군사전문기자 niceshin@donga.comysh1005@donga.com