Go to contents

国防部、「星州基地の電磁波測定計画を中止」

国防部、「星州基地の電磁波測定計画を中止」

Posted July. 22, 2017 09:43,   

Updated July. 22, 2017 09:51

한국어

国防部は21日、慶尚北道星州(キョンサンプクト・ソンジュ)の高高度防衛ミサイル(THAAD)基地の電磁波の安全性を検証するための測定計画を中止したことを明らかにした。

文尚均(ムン・サンギュン)国防部報道官は同日、定例会見で、「THAAD基地の電磁波測定の施行について地域住民と協議してきたが中止となった」とし、「電磁波測定に住民参加を保障するという当初の約束が関連団体の反対で履行が難しい状況だ」と話した。また、「今後、住民の意見と地域の世論がまとまり、電磁波の測定と確認を望む場合、支援する」と説明した。

軍当局は当初、自治団体や市・郡議会、住民、記者など参観者45人が見守る中、星州郡草田面韶成里(チョジョンミョン・スソンリ)、金泉市農所面 老谷里(キムチョンシ・ノンソミョン・ノゴクリ)、南面月明里(ナムミョン・ウォルミョンリ)、栗谷洞(ウルゴクドン)(革新都市)の4ヵ所でTHAAD基地から出る電磁波を測定する予定だった。

 

しかし、THAAD撤回星州闘争委員会などは20日、記者会見を行い、「住民、闘争委と何の協議もなく一方的に推進する電磁波測定を受け入れることはできない」と主張した。

国防部は昨年7月、担当記者団と共にグアムにあるアンダーソン基地の米軍のTHAAD砲台を視察し、電磁波を測定したことがある。当時、基地内のTHAADの探知レーダーから約1.6キロ離れた訓練センターで測定された電磁波の最大値は1平方メートル当たり0.007ワットで、放送通信委員会の電磁波の人体有害基準値(1平方メートル当たり10ワット)の0.007%だった。これは、人体と環境に何の影響も与えないわずかなレベルだ。軍消息筋は、「星州基地の電磁波もグアムの基地のようにほぼ無害なレベルと確認される場合、THAAD配備反対の大義名分がなくなることを懸念して、関連団体が公開測定の参加を拒否したと見える」との考えを示した。



尹相虎 ysh1005@donga.com