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ギングリッチ氏、「トランプ氏は教えようとすると拒否感...自然に伝達を」

ギングリッチ氏、「トランプ氏は教えようとすると拒否感...自然に伝達を」

Posted June. 27, 2017 08:38,   

Updated June. 27, 2017 08:39

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「トランプ大統領は学習能力が優れている。何でも早く学ぶ。しかし誰かが自分に教えようとすると、強い拒否感を示す。そんな彼に何か教えたいことがあるなら(教えようとせず)軽く話をして自然に伝えるようにしなければならない」

昨年の米国の大統領選挙でトランプ氏の熱烈な支持者で、事実上の報道担当の役割を果たしたギングリッチ元下院議長(74)が書いた『トランプを理解すること(Understanding Trump)』が米政界で話題になっている。今月13日に同書が出版されると、CNN、ABC、FOXニュース、ニューズウィークなど主要メディアは、「トランプ氏がどんな人か知りたいなら、『開かれた心』で深く読む内容が多い」と一読を勧めた。トランプ氏の次男のエリック氏(33)は同書の序文に、「これまで父に関する本は何冊か出ているが、父のことをよく知らなかったり、父を批判したりする人が出した本だった」とし、「ギングリッチ氏は父が追求する変化の核心を正確に理解している人」と書いた。

ギングリッチ氏は、「トランプ氏と話をしてみると、(ヒラリー・クリントン氏の夫である)ビル・クリントン元大統領が思い浮かぶ。2人は対話の相手を(自分に)引きつける。話をする瞬間だけは『この人(トランプ氏、クリントン氏)に私が最も重要な人』という感じを与える」と強調した。また、「トランプ氏が元来、ニューヨーク・マンハッタンの社交界の名士ではなく、クイーンズ中産層出身であることを忘れてはならない」と強調した。大統領選挙の遊説中、マクドナルドのハンバーガーなどのファーストフードを好み、ホテル経営を学ぶ時は客室の清掃から顧客の犬の散歩まですべて体験し、最上流層だけでなく中産層を狙ったビジネスも多く行ったという。

ギングリッチ氏は、「トランプ氏に対して必ず覚えておかなければならないことの1つは、『いつも勝ってきた』ということだ」とし、「昨年10月、女性蔑視発言問題が起こった時ですら、トランプ氏は、『どう勝利するかは確信できないが、とにかく私が選挙で勝つ』と言った」と振り返った。大統領選レースを本格的に始める前、トランプ氏はギングリッチ氏に、「大統領選の費用はいくらかかるか」と尋ねたことがある。当時トランプ氏は、「7000万~8000万ドル(約798億~912億ウォン)かかるだろう」とギングリッチ氏が言うと、「その程度なら(高級)ヨットの値段だ。でもヨットに乗るよりも大統領選の方がはるかに面白そうだ」と話した。ギングリッチ氏は、「その時その瞬間、トランプ氏が共和党の候補になり、大統領にもなるという予感がした」と当時の印象を書いた。



夫亨權 bookum90@donga.com